FWの補強を模索していたアイントラハト・フランクフルトは金曜、デヤン・ヨヴェリッチを獲得したことを発表した。レッドスター・ベルグラードにてプレーしてきた19才のセルビア人とは、2024年までの契約を締結している。

 確かにそのレッドスターとは2023年までの契約を残していたのだが、セルビアのメディアが報じたところによれば、フランクフルトは成果に応じた100万ユーロの追加を含む、500万ユーロを格安での獲得に成功した模様。今夏にレアル・マドリードに移籍した同国出身ルカ・ヨヴィッチの後釜として期待されているところだ。

 ただしヨヴィッチと比較してヨヴェリッチは、まだフィジカル的には線の細さが見受けられる一方、ゴール前でのプレーとなれば力強いシュート力に加え、巧みなテクニックとトリックプレーを持ち合わせた選手であり、自身の現役時代にはFWとして活躍した、マネージャーを務めるフレディ・ボビッチ氏は以下のように評した。

 「当然ながら彼はまだ若いし、これから学んでいかなくてはいけない選手ではある。ただ彼は非常に良いセンター・フォワードであり、さらにポリバレントさも持ち合わせ、ウィングとしてもプレーが可能だ。そして我々は、彼が非常に早くフランクフルトに馴染んでいけるものと前向きに考えている」

 今季はレッドスターにてリーグ戦28試合に出場し、14得点をマークするなど、まさにブレイクの年となったヨヴェリッチは、チャンピオンズリーグの舞台でもデビューを果たしており2試合に出場。今夏はセルビアU21に前任者ヨヴィッチと共に参加しており、U21欧州選手権ではドイツ代表と同組に入っている。