映画『凪待ち』完成披露試写会が5日、都内・TOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われ、キャストの香取慎吾、恒松祐里、西田尚美、音尾琢真、リリー・フランキー、監督の白石和彌が登壇した。

『雪に願うこと』『クライマーズ・ハイ』の加藤正人の脚本によって、2018年6月〜7月に宮城県石巻市を中心に撮影された本作は、人生どん底まで墜ちきった男のバイオレンスと狂気、怒りと裏切り、不条理と悲劇、そして映画史上最も切ない暴力を描いた衝撃のヒューマンサスペンス。

「こんな香取慎吾、見た事が無い」とマスコミ陣が口を揃える、主演・香取(郁男役)の“悲しみ”と“狂気”が交錯する演技に誰もが目を惹く本作。白石監督とのタッグに、香取は「(次回どんな役をやってみたいか)どんな役でも。またぜひご一緒したい!今回のももちろんですが、これ以上の役でもどんな役でも、リリーさんや音尾さんのように『白石組を観たら僕がいる』ぐらいに参加したいと思います!」とコメントした。

香取扮する郁男の恋人・亜弓を演じた西田は「大スターの方なのに、現場ではやさぐれた感じの郁男という役になっていました。それが素敵で、椅子に座って風に吹かれていた香取さんがとても好きでした」とコメント。香取は「嬉しいです!僕の郁男を温かく迎えてくれたので、本当に大好きで、甘えてばかりの郁男でした。そこからの衝撃的な展開に心がズタズタになりながら…」と共演を振り返った。

白石組常連のリリーは「いままで殺人鬼のような役ばかりでしたが、今回はすごく優しいおじさん役。新鮮でした」と語り、香取との共演に「男が、男の色気を感じることなんてあまり経験がありませんが、本当に強烈な色気で。ご覧になったらわかるかと思います。ドキドキした撮影期間でした」と明かした。

イベントでは、本作のタイトルにちなみ「〇〇待ち」か聞かれたキャスト陣。中でも香取は「完全体のカラダを待っています!一生ダイエットしているので。今まで何度も『今年こそは!』と言い続け…」と告白。リリーが「今いい状態なんじゃない?さっきジャケット下の黒タンクトップ姿を見て、惚れ惚れするような…」と暴露すると、ファンから「黄色い歓声が。「見たい!」という声に、香取は「絶対に見せない!」と照れ笑いを浮かべていた。

映画『凪待ち』は6月28日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー

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