石井裕也が監督を務める映画『町田くんの世界』より、の15秒のスポット映像が解禁。脳科学者・澤口俊之、社会学者・古市憲寿といった各界の著名人から絶賛コメントも到着した。

いま最も次回作が期待される監督として国内外から注目を集める天才・石井裕也監督が、手塚治虫文化賞・新生賞受賞作家の傑作漫画を原作に、まったく新しい日本映画に挑んだ本作。世界の見え方をも180度変えてしまうユニークなメッセージと、そして驚天動地のラスト!日本映画のセオリーをすべてブッ飛ばすこの意欲作は、<悪意に満ちた世界>=<平成>から、新時代に贈る衝撃の人間賛歌!『キングダム』のプロデューサーが手掛ける新しい時代のヒーローを応援するかのように集まったのは、俳優だけではなく、音楽、ファッションと幅広く活躍する豪華キャスト陣の面々。

モニター試写会で観賞した観客はラストの衝撃に騒然。「斬新」「笑えた」「奇跡みたい」「ステキ!!」「想像以上!!」「ビックリした!!」「ぶっ飛んでる」「あまりに奇想天外」と、それぞれ思い思いに十人十色のコメントを寄せている。

試写会で実施したアンケートでは、「最近の邦画に飽き気味」と回答した人が100%の割合で「笑った」「癒された」「人に優しくしたくなった」と回答。また、社会人1年目の人は、「癒された」「人に優しくしたくなった」「面白方」と100%の人が回答しており、大学を卒業し慣れない環境で働くお疲れ気味の現代社会人への笑って癒されるヒーリングムービーであることも伺える。

解禁となった映像内では、廊下を全速力で駆け抜ける岩田が演じる氷室や、驚いた表情の西野(太賀)や氷室とさくら(高畑充希)の姿が収められており、衝撃の展開が訪れることが予想されます。映像最後では、「わかりません!」と叫ぶ猪原さん(関水渚)に対し、池松が演じる吉高が「分からないのが恋ってやつか!」と興奮気味に納得する姿も。そして、次の瞬間にはなんと町田くんと猪原さんが風船で飛んでしまうという予想を超える展開が。果たして、本作で描かれる衝撃のラスト15分の結末とは!?

澤口俊之(脳科学者)コメント

我々ヒトが、他の動物と大きく異なる能力は高度な協調性である。町田くんは誰にでも優しく、自己犠牲さえ厭わない。そして、今のところ、ヒトだけが唯一恋愛をする動物であるとされる。町田くんは、まさにヒトの中のヒトだ。さらに、「町田くん」は、他のヒトにも伝染するのだ。なぜなら、「幸せ」は伝染するのだから。

古市憲寿(社会学者)コメント

とても初々しい映画でした。町田くんという存在はファンタジーでしかないのか。 それとも、きちんと現実に存在する「奇跡」なのか。どこへたどり着くのかわからない物語と登場人物たち。最後までハラハラしながら観ることができました。

松江哲明(ドキュメンタリー監督)コメント

こんな時代だからこそたどり着けた、あの幸福感。思い出すだけで思わず笑みがこぼれてしまう。映画監督に対して最高傑作という言葉は失礼かもしれないが、あえてそう断言したくなるほど、大好き。

有村昆(映画コメンテーター)コメント

「平成」という時代が終わり、人の不幸をあざ笑う負の遺産しか日本人は見出せないのか? いや、それは違う。「令和」には町田くんがいる!上映後に観賞者同士で語らずにはいられない、語らないと気が済まない!この時代に一石を投じる注目の問題作。

森直人(映画評論家)コメント

本当に美しいもの。石井裕也がいつも探しているのは、浮世のモノサシでは計れない人間の魂に必要な栄養を与えてくれる価値観のありかだろう。 これは学園映画の形をした哲学寓話。ドストエフスキーの『白痴』やトルストイの『イワンのばか』を連想すると言っても大げさではない!

松山梢(映画評論家)コメント

恋を知る一歩手前にいる町田くんは、ガンコ汚れも落としてしまう強力な洗剤みたいだ。その呆れるほどの純粋さと優しさに2時間じゃぶじゃぶ浸かっていたら、くたびれた自分が洗いたての真っ白な人間になっている気がした。汚れたら、また見よう。そして、町田くんに洗ってもらおう!

襟川クロ(映画パーソナリティ―)コメント

人の世の中も、視点を変えると違って見える。 で、新しい何かに気付いてちょっと変われる・・・ そう分かってはいるものの現実は、ねぇ。 と思っていたら、その”きっかけ”を教えてくれた町田くん。 そうか。コレか!楽しい時間をサンキュー!

宇野維正(映画・音楽ジャーナリスト)コメント

甘っちょろいだけではない、このビタースウィートなファンタジーにリアルな感触と重みをもたらした新人2人、細田佳央太&関水渚の素晴らしさ。 特に関水渚は、今年の日本映画界における最大の発見かも。 石井裕也監督の役者の潜在能力を引き出す手腕にまたしても感服した。

新谷里映(映画ライター)コメント

町田くん、優しすぎじゃない?いい人すぎじゃない?って一瞬でも思ってしまった自分が恥ずかしくなって、気づけば、町田くんの“人を愛し、人から愛される”才能に、彼の見ている世界に、彼の一生懸命さに、どんどん引き込まれていきました。映画を観た後の幸福感ハンパないです!

映画『町田くんの世界』は6月7日(金)より全国公開

(C)安藤ゆき/集英社 (C)2019 映画「町田くんの世界」製作委員会

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