送配電網を収益源に、苦しむ大手電力の活路になるか
東京電力ホールディングス傘下の東京電力ベンチャーズは18年6月、楽天やゼンリンと共同で、送電鉄塔を道しるべにドローンで物資を配送する実証実験を行った。鉄塔は「直上に障害物がなく、周辺に有人飛行機が飛ぶ確率が低い」(東電ベンチャーズ)ためだ。19年度中に、山間部など陸上輸送に手間がかかる個人宅への定期配送を実現させる方針。
関西電力は今年2月、公道の電柱に設置したカメラの映像をAIで解析する実証実験を、日本総合研究所などと共同で実施。走行中の自動運転車に死角となっている車両の情報を伝え、衝突事故を防ぎたい考え。
中部電力は地域の防犯対策を強化するため、電柱にカメラを取り付けることを自治体に呼び掛けている。設置は有料だが、契約数は「順調に伸びている」(広報室)という。
