ショウロンポー(小籠包)

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(台北 26日 中央社)台北市は26日、2017年に同市を訪れた訪台外国人観光客の消費動向などをまとめた調査結果を発表した。日本人観光客が台北市を訪れる理由で最も多かったのは「グルメ」で約61%に上った。1日1人当たりの平均消費額は国・地域別では中国が最多で、日本は3位だった。

日本人が訪れた観光名所の上位は、ナイトマーケット(59.4%)、台北101(48.8%)、故宮博物院(35.2%)、龍山寺(28.1%)、西門町(25.1%)。好きな観光名所では、伝統と新しさが融合した街に変貌を遂げつつある問屋街、迪化街などを含む大稲テイがトップで、故宮博物院や北投温泉が続いた。(テイ=土へんに呈)

日本人観光客の1日1人当たりの平均消費額は約246米ドル(約2万7250円)。1位の中国は約390米ドル(約4万3200円)だった。2位はシンガポールで約265米ドル(約2万9350円)。

日本人の買い物代の内訳は、名産品・特産品が最も多く、買い物代全体の38.5%を占めた。次いで服飾・関連の小物(18.6%)、茶葉(16.9%)。中国と韓国の観光客は、服飾・関連の小物が占める割合が最も多かった半面、茶葉はそれぞれ5.1%、1.5%にとどまった。

日本人が購入した名産・特産品を商品別にみると、パイナップルケーキを購入した人が85.2%に上り、断トツの1位。ヌガー(18.3%)、緑豆ケーキ(7.7%)、ジャーキー(7.3%)が続いた。

調査は昨年1月1日から12月31日まで、桃園国際空港、高雄国際空港、台北松山空港の3カ所で実施。出発客を対象に、対面アンケート形式で行った。4806人と接触し、そのうち滞在中に台北を訪れたのは3600人だった。

(編集:名切千絵)