石川遼を破り2回戦にコマを進めた塩見好輝(撮影:佐々木啓)

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<ISPS ハンダマッチプレー選手権 初日◇26日◇鳩山カントリークラブ(7,115ヤード・パー72)>
破れた石川遼も「すごすぎた。仕方ない」と思わず唸った。大会主催の国際スポーツ振興協会(ISPS)と契約を結ぶホストプロ・塩見好輝が、2and1と最終ホールを待たずしてツアー通算14勝の石川を撃破。2回戦へとコマを進めた。
【写真】健闘をたたえ合う塩見好輝と石川遼
「比較的にパターがしっかり決まってくれたかな、パーパットとか。ショットもそこまで悪くなく、目の前の1打に全力で行けたという感じですね」とニヤリと笑った塩見。序盤連続ボギーと苦しむ相手を尻目に着実にポイントを奪取。波に乗ると、9番、13番と2つのイーグルを奪うなど、力でねじ伏せて金星を勝ち取った。
開幕前から落ち着いていた。注目の相手とのマッチメークにも「嫌ではなかったです」と淡々。「遼と対戦するということは、自分にとってはプラスだと思う。勝っても負けても見てくれる人がいて、自分の名前を覚えてくれるので。すごいプラスになったと思います」とポジティブに捉えた。注目度を力に変えての勝利だったといえる。
次戦は石川同様に米ツアーを主戦場にしていた岩田寛と戦う。「一番上まで行きたいですけど、マッチプレーは自分がすごく良いプレーをしても負けることがあるので、運次第ですかね。なんとか勝てるように頑張ります」。甘いマスクの27歳は、さらなる高みを見据えた。
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