日本代表チーム(撮影:岸本勉/PICSPORT)

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2018年ロシアワールドカップはフランスの優勝で幕を閉じました。大会を通じてフランスには安定感がありましたし、バランスもよかったと思います。エムバペというスター選手も出てきましたし、エムバペだけではなく、チームとしての安定感がありました。

ただ、点差はつきましたがクロアチアは決勝戦でも内容で勝っていた部分があったと思います。最初の2失点がオウンゴール、VARでのPK判定と残念な面もありました。また、決勝トーナメントに入って120分間を戦う試合が3試合も続いたのも不運でした。

それでも最後まで「走る」「戦う」という部分をしっかり見せてくれました。もちろん「技術」「戦術」というベースはあったのですが、それでも戦ったり、走ったりということがどんなに大切かを教えてくれたのではないでしょうか。

大会全体を振り返ると、各チームともストロングポイントを持ちつつ、相手の良さに対応する術を持っていました。また、どのチームも持っていたのが、カウンターというオプションと、途中出場して流れを変えられる選手です。この傾向を日本もしっかり考えなければいけないでしょう。

日本代表について言えば、期待されていなかった中で、素晴らしい戦いを見せてくれました。西野朗監督のやり方、組織と規律でチームを作り、日本人の良さを引き出せば十分攻撃も機能するという考え方などは4年後につながっていくと思います。

10人の相手に1勝しかできなかった、という俯瞰(ふかん)した考え方もあるでしょう。ただ、相手が10人になったのも自分たちが積極的にアクションを起こしていったからです。そんなすばらしい戦いを見せてくれた日本代表に、僕は「ありがとう」と言ってこの大会のレビューを締めくくりたいと思います。