スマホがノートPCを超えた? テラバイト容量のスマホがついに登場で映画を500本以上も本体に保存できる

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iPhoneをはじめとする最近のスマホは、データ保存するストレージ容量(メモリ)が64GBや128GB、256GBなどノートPCなみに大容量化している。またAndroidスマホでは、内蔵メモリ以外にもマイクロSDカードを装着することで、保存できるデータ量を大量に増やすこともできる。さらにファーウェイが4月に発表した「PORSCHE DESIGN HUAWEI Mate RS」は512GBものメモリを搭載している。


512GBのメモリ搭載のPORSCHE DESIGN HUAWEI Mate RS


これだけのストレージ容量があれば、
・写真はほぼ無限大
・動画は見きれない
それくらい大量のデータをスマホに保存できる。

2時間映画1本が約1.5GBとすれば、512GBあれば300本近い映画を保存できる計算だ。
実際は、ここまで大容量メモリを搭載するスマホは、まだ数は少ない。しかし、Androidスマホで追加できるmicroSDカードも、今や400GBのものが販売されているので、誰でも大容量化はできる時代といえるだろう。

ところが世界は広い。さらに上を行くメモリ容量を搭載したスマホが発表されたのだ。

中国の新興メーカー、スマーティザンが発表した「R1」は、なんと1TB(テラバイト)、1024GBものメモリを搭載しているのだ。

テラバイトの壁を破ったスマホはこのR1が世界初となる。

1TBあれば、映画も約700本保存できてしまう。
1日1本見ても2年間ほどかかる計算だ。
ここまで大容量なメモリを必要とする人はほとんどいないだろう。
しかも価格も約15万3000円で、同じ製品の128GBモデル(約7万8000円)の倍ちかい。


15万円のスマーティザンR1は1TBのメモリを搭載


しかしこのR1は、ただ内蔵メモリ容量が大きいだけでない。
スマホとしてもかなりのハイスペックなのだ。

CPUは現在最速のSnapdragon 845
メインメモリは6GBまたは8GB
メインカメラは2000万画素+1600万画素のデュアルカメラ
フロントカメラは2400万画素

R1であれば、本体カメラを使って高画質なビデオを何本もとっても、内蔵メモリがいっぱいになる心配をしなくていい。また映画やゲームも、無尽蔵に保存しておける。

最近はスマホ内部のデータをクラウドサービスに保存する人が増えているが、スマホ内のデータをアップロードするには通信を利用するため、「ギガが減る」状況、つまり月の通信量を消費してしまう。

しかしR1なら本体内に身の回りのデータすべてをスマホ本体の内蔵メモリ内に保存しておくことができる。
通信を使ってクラウドサービスにバックアップする必要が無く、余計な通信でギガを消費する心配もない。


クラウドを使わずとも大量のデータをスマホ本体に保存できる


最近は、スマホカメラの写真や動画だけでなく、360度カメラを使った動画やVRコンテンツなどは、さらにデータ容量が増えてきている。これからのリッチなコンテンツを活用した場合でも、R1なら内蔵メモリの心配をせずに、十分対応できる。

R1は、今買っても2020年のオリンピックまで十分に現役で使えるのだ。しかも豊富なオリンピックコンテンツの利用でも問題ない。


今後のスマホは、5G通信に対応していく。
5Gのサービスが開始されて今の10倍もの高速通信が利用できるようになれば、スマホのデータはすべてクラウドにアップしてもストレスなく使うことができるだろう。

しかし、通信が高速なれば、日々や月に利用する通信量も増えるのは明白だ。
さらに今よりも、スマホのカメラ画質の向上や4K動画対応、高解像度なVRコンテンツなど、データ量も大きくなる

データ通信量の増大は、支払う通信料金が増えることを意味する。
通信料金の節約のため、全てのデータをクラウドにアップしないという選択もアリだろう。
またクラウド依存にも懸念点はある。クラウドデータは、通信ができない場所では使えないし、クラウド内のデータが消失すれば、大事な写真や動画のデータを消失してしまうからだ。

R1の開発背景には、そうしたニーズもあるに違いない。
今年の年末には512GBや1TBのメモリを搭載したスマホが各社から登場するかもしれない。


山根康宏