スピリチュアリストの江原啓之が、現代社会でさまざまな悩みに直面している人たちに温かい“ことば”を届けるTOKYO FMの番組「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。今回番組では、父をどうしても好きになれないことに悩む方のメッセージを紹介し、江原が“ことば”を届けました。

パーソナリティの江原啓之



◆本能的に避けてしまう
「父のことがどうしても好きになれません。理由はいくつかあるのですが、ひとつ目は性格の不一致。父はとにかく古風で新しいものを嫌う傾向があります。どんなにボロボロの錆びた自転車でも、何回パンクしても、新品以上の値段を出してでも『自転車屋さんに持っていき、修理してこい』と言うような人。ようするに、とてつもなく頑固なのです。また、ものすごく小心者なところがあり、都合が悪くなるとすぐ声を荒らげ、ものにあたり、威圧的な態度を取ろうとします。さらには小学校の先生をしているからか、言い方がくどく『なんで怒っているのかわからんのか』などと、こちらに考えさせるような言い方が多く、本当にイライラします。
ふたつ目は父の遺伝です。大きく肉厚な鼻、ごっつりとした骨格、短い首、こもった低くて通りにくい声、黒い肌、全て父から受け継ぎ、今までたくさん辛い思いをしました。可愛いアイドルを見ると死にたくなります。中でも声が本当にコンプレックスで、少しでも騒々しい所に行くと声が掻き消され、会話になりません。そんなこんなで、私は父を本能的に避けてしまいます。存在が不快でたまりません。ここまで育ててくれたことに感謝はしていますが、どうしても好きになれません。今後どのように父と関わっていけばいいでしょうか?」

◆江原からの“ことば”
「簡単です。メールを読む限り、お父さんの悪いところはない。声を荒らげたりものにあたるのはよろしくないが、私は、お父さん素敵だなと思った。何回パンクしても、新品以上の値段を出してでも自転車屋さんに持っていく。現代人は『買い換えたほうが安いのに』と言うが、お父さんはものに感謝のある人。ものに苦労している方はみんなそうだと思う。お金の問題ではない。視点が違う。あなたは“お金”で考えている。お父さんは“感謝”で考えている。そうすると、私はお父さんに軍配があがるんです。『考えさせるような言い方が多く』というのも、考える視点を与えるというのは宝です。『こうしろ』『ああしろ』と言われたら、思考できなくなる。それに遺伝はお父さんのせいではない。映し鏡。親が嫌いだと言う人は、実はソックリなんです。あなたが将来子どもを持ったとしたら、あなたも同じことを言っていたりするんです。時間がかかるもの。少し時間をかけてゆっくりといくこと。この葛藤が大事。反面教師なのです」

江原啓之 今宵の格言
「節目は、大切な新たなる決意のときです」
「悔やんでいても心は晴れません。歩むことで道は拓けるのです」

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【番組概要】
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM OH! 毎週日曜 22:00〜22:25
エフエム山陰 毎週土曜 12:30〜12:55
パーソナリティ:江原啓之
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/oto/