松森彩夏、アプローチでスコアを堅実に伸ばした(撮影:米山聡明)

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<ヤマハレディースオープン葛城 3日目◇31日◇葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(6,564ヤード・パー72)>

初優勝を挙げた2016年にパーオン率11位に入るなど、ツアー屈指の綺麗なスイングから放たれるショットが売りの松森彩夏。だが、「ヤマハレディース」ではショットではなく、アプローチで上位に進出している。


「3日間続けてすごくコースに対応できています。手前から攻めることができています。乗らなくてもアプローチの感覚がいいですし、ロングパットも落ち着いてできています」という松森。この日までの3日間でオーバーパーを打たなかったのはわずかに5人。そのうちの一人に入り、トータル1アンダー・6位タイにつけた。

そのアプローチはオフに力を入れて取り組んだもの。2017年のリカバリー率は81位(54.1748)とショートゲームは目下の課題だった。「実戦的な練習に時間を割いて、様々なシチュエーションに対応できるバリエーション作りに取り組みました」。また、ターゲットに落とす練習をした際に「私は意外と狙ったところに打てるんだな。あとは状況に応じたことができれば大丈夫」と苦手意識を払拭したことも大きかった。

シーズンが始まってから、実践できたことも自信につながっている。「今までよりもイメージが明確に描けている。だから考えすぎずにサラッと打てるから寄る」。何よりも今年はチップインバーディをすでに4個も奪取。この日も15番ホールで、アンダーに潜る値千金のチップインバーディを決めた。

「最終日は攻めたい気持ちもありますが、攻めるだけではいい成績につながらないコース。自分のゴルフができることが一番成績につながると思う」。ツアー屈指の難コースで上位に入れれば、さらに小技への信頼感が生まれてくる。(文・秋田義和)
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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