台北101の新年花火、新導入の網状LEDが好評 次回も採用の方針/台湾
![LEDを使用した巨大網形状装飾が初めて導入される台北101の新年花火](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/6/0/6032d_1290_88ed1f3f_15be977a-m.jpg)
台北101は今回、環境保護を考慮し、花火の打ち上げ本数を1万6000発程度に削減。ピーク時の3万発余りから半減させた。花火の数を減らす一方で、TPADをビルの35階から90階までの外壁に設置することで、従来とは一味変わったショーに仕上げた。
今回の花火ショーに見物客からは「過去最長というだけでなく、過去最高の出来栄え」と称賛の声が多く寄せられ、TPADも好評だったという。
また、TPADは昨年12月初頭から点灯を開始し、一般市民から寄せられた願い事やクリスマスツリーを映し出すなどして広く活用された。劉氏によれば、今回の花火ショーの開催費用は6000万台湾元(約2億2800万円)を超える。だが、TPADを通じて予想を上回る広告効果が生まれ、赤字にはならなかったという。
劉氏は来年の花火ショーについて、TPADを引き続き採用することを検討した上で、新たな要素やアイデアを盛り込むと説明。花火の打ち上げ本数はさらなる削減で合意を得ているものの、具体的な数は決まっていないと明かした。
(朱則イ/編集:名切千絵)