ナユタ チョコラタジア

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 三越伊勢丹ホールディングスがプロデュースするチョコレートブランド「ナユタ チョコラタジア(NAYUTA CHOCOLATASIA)」が、日本で発売される。来年1月に開催されるパリ発のチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ 2018」を皮切りに各地でポップアップショップを出店する。

 「ナユタ チョコラタジア」ではマレーシアやフィリピン、ベトナム、インドネシアなどアジアで生産されたカカオ豆を使用し、日本水準の設備を備えたマレーシアの工房で製造。「パレ ド オール」のショコラティエ三枝俊介を迎え、ミルキーやキャラメル感、柔らかさなど日本人をはじめとするアジア人の好みに合わせた商品開発を行っている。熱帯雨林気候のマレーシアの家庭にある冷蔵庫で保管しても上質な味わいを実現できるように、冷えた状態ですぐに口に入れてもなめらかな口溶けを味わえるのが最大の特長。パッケージデザイナーはクアラルンプール在住のオランダ人デザイナー リセッタ・シアーズで、プラナカンをベースにデザイン。1号店はマレーシア・クアラルンプールにある「ISETAN The Japan Store Kuala Lumpur」に出店しており、好評だという。
 赤道南北20度以内のカカオベルトに位置するASEAN諸国では近年、各地でカカオの生産がスタートしているが、認知度はまだ高くない。チョコレートにおけるフードマイレージの課題に着目した三越伊勢丹ホールディングスは、カカオ豆の生産から製造、消費まで同じアジア圏で完結させることで、地産地消のチョコレートを手頃な価格で提供し、アジア発のチョコレートブランドのイメージアップに貢献することを目指す。日本国内ではタブレット(16種類)やボンボンショコラ(8種類)、カジュアルチョコレート(4種類)を展開する。