IQOS、gloより5倍お得な加熱式タバコ「ヴェポライザー」で知っておきたいこと使い方やメンテ術解説(世永玲生)
こんにちは。加熱式タバコ「ヴェポライザー」コレクションに最近ハマってる世永玲生です。

最近僕の周りにもヴェポライザーを購入する人が増えて来まして、それに相まって質問が増えてきました。そこで、いい機会なので使い方やメンテ方法をまとめてみました。
ヴェポライザーをこれから試してみたい人も、注文をして届くのを待ってる人も是非参考にしていただければ。

gloやIQOSとは何が違うの?


まずは、大手の加熱式タバコとの違いから。簡単に言うとgloやIQOSは専用のヒートスティックを使いますが、ヴェポライザーは「シャグ」と呼ばれる刻みたばこを詰めたり、紙巻きたばこを2cm程にカットして利用します。

紙巻きたばこ1本で5〜6回吸入を楽しめるので、コストパフォーマンスにおいて圧倒的に優れているわけです。

手軽さはgloやIQOSに軍配があがりますが、これくらいのサイズで、他の加熱式タバコ同等以上の満足感を得られるのは、大きなメリットでしょう。

どうやって吸うの?


ガジェット(本体)によってタバコ葉を詰める場所は異なりますが、基本的に構造は皆一緒。
チャンバーと呼ばれる燃焼室にタバコの葉を詰めて使います。



実はチャンバーにタバコを詰める際、紙巻きたばこをカットして利用すると、後片付けがグッと楽になります。そのため、僕はこの方法を愛用しています。またカットしたタバコは、100円ショップの耳栓についてきたケースに入れて持ち歩いてます。

また友人には、携帯用のシガーカッターを持ち歩き、必要となるたびに切っているタイプもいます。

この際に使う紙巻きたばこですが、ヴェポライザーには一般的に出来る限り添加物等が入っていない、ナチュラルなタバコを使うのが良いとされています。

またコツとしては、燃焼室の背の高さにあったカットの長さにすること。これが短すぎても、長すぎても、リキッドを垂らすときに不都合が生じます。

また、ヴェポライザーなど、燃焼させずに加熱して気化した成分を吸入する加熱式タバコで「煙」を楽しみたいのであれば「リキッド(グリセリン)」が必要になります。

IQOSのヒートスティックにも、煙を楽しみたい際のグリセリンが添付されています。市販の紙巻きたばこには当然「グリセリン」が含まれていないのですが......



実はしっかりと、このために使うリキッドが販売されています。それを入手し、上写真のようにカットしたタバコに垂らせばOK。これで吸入時に、IQOSやglo以上の「煙(ミスト)」を楽しめます。

余談ですが、このリキッド(グリセリン)には様々なフレーバーがあるのですが、美味しく味わうためにはタバコと相性の良いものを探す必要があります。青りんごやグレープフルーツなど、爽やかなタイプが比較的相性が良いと言われています。

僕はこの写真の『ORIRAN:Venus』というリキッドがお気に入りなのですが、Amazonで買える商品としては、『Re:rise』 (リライズ) シリーズが美味しくて気に入っています。また、純粋にタバコの味を楽しみたい人は「素グリ」と呼ばれる、素のグリセリンを使うといいでしょう。

吸い心地に差はあるの?


いろいろなガジェットが出ているヴェポライザーですが、それぞれの製品で吸い心地に違いがあるのか? という点は、入門者にとってとても気になるところでしょう。

今回は、一般的に名の知られている

C vapor 2.0
Herbstick eco fyhit
FENIX MINI


の3つのガジェットを例に説明します。

まず、ヴェポライザーはガジェットによって「ドロー」(吸う際の重さ)が違います。僕の環境では
C vapor 2.0>Herbstick eco fyhit>FENIX MINI
の順にドローが重いのですが、C vapor 2.0とHerb Stcik eco fyhitの場合は、結構強く吸い付く感じで、FENIX MINIだと吸いつきの強さは必要ない軽さになっています。

また、「タバコ感」もガジェットによって随分違います。僕の環境下ですと、FENIX MINIが一番詰めたタバコに近い吸い心地になりました。

この辺はどんなタバコを詰めるかにもよるのですが、今回例に出した3ガジェット共に、IQOSや、gloに比べると、より味も重さもタバコっぽくなります。そのため重めのタバコを詰めてしまうと、クラクラする位のタバコ感とゴクり感があります。

また、吸い心地だけでなく、機能的にもガジェットごとに特徴があります。例えばC vapor 2.0は、市販のタバコのフィルターを使える仕組みにになっている、といった具合です。

メンテナンスは?


今回例にあげた

C vapor 2.0
Herb Stcik eco fyhit
FENIX MINI

の3ガジェットでしたら、メンテナンス性が良いチャンバールームの設計になってますので、比較的手軽です。普段のメンテナンスは軽くウェットティッシュで拭いて、短時間空焚きして乾かすくらいで、快適に使えると思います。



そして気が向いたときには、写真の様に綿棒に無水アルコールや電子タバコ専用クリーナーを使ってメンテナンスを行うと、長期間クリアで混じりけの無い味を楽しむことができるかと思います。
またガジェットによっては、一部のパーツは水洗い可能なタイプもありますので、そういったガジェットの場合は、定期的にお湯でのメンテナンスをオススメします。

以上、代表的な3ガジェットを例にした、ヴェポライザーの使い方とメンテナンス方法でした。上手に使うことで美味しく、吸い心地よく、そしてIQOSやgloに比べてグンとおトクに加熱式タバコを楽しめます。興味を持ったEngadget読者の方は、ぜひこれらのポイントを留意して、ヴェポライザーを試してみてください。