鼻の上に生息する黒いボツボツ、肌全体に存在する小さな穴など、毛穴トラブルに悩んでいる女性たちは星の数ほど……。でも実は毛穴レスの肌を目指すあまり間違った美容ケアで、余計に毛穴トラブルを生み出している女性たちがいるのです。あなたの毛穴ケアは大丈夫ですか？

今すぐにやめてほしい！ 負担をかける毛穴ケアとは

【STOP! 大間違い美容】vol. 1

「毛穴ケアをするほど鼻の黒ずみは悪化、それどころか皮脂分泌まで過剰になってベタベタが止まらない！」。

そんな女性たちに共通するのは、毛穴トラブルを無理やりにでもなくそうとすること。例えばこちら。

・刺激の強いアルカリ酸でピーリングをしている。・シール状のシートを貼って剥がしとる毛穴パックをしている。・粗めのスクラブで念入りにゴシゴシと洗っている。・アルコールたっぷりのふき取り化粧水で毎日ふき取りをしている。

一見詰まった毛穴にも、毛穴から過剰に分泌される皮脂にも効果がありそうなケアばかりですが、これらのケアは時として肌にとっては大ダメージを与えてしまいます。というのも、肌は私たちが思っている以上にお利口さん。無理やり取り除かれれば、それを補おうとしてくれるのです。

だから、刺激の強いピーリング剤は角質を溶かし、肌を薄くしてしまうので乾燥を招きます。肌が乾燥すれば皮脂分泌が増えて、毛穴パックと粗めのスクラブは余計に毛穴の黒ずみを悪化させます。そして、アルコールたっぷりの化粧水により、いよいよ肌は過剰な皮脂を分泌。

このように間違った美容ケアで、気づけばベタベタ肌と毛穴トラブルへの無限ループに陥ってしまうというわけです。

毛穴トラブルにも種類が！【種類別】正しい毛穴ケア

毛穴トラブルといってもきちんと種類があり、それに合わせた毛穴ケアをすることが重要なのです。自分の毛穴トラブルはどれなのか確認してみましょう！

詰まり(黒ずみ)毛穴

皮脂腺から分泌された皮脂が肌表面の汚れと混じり、紫外線や空気中の酸素に触れて酸化することで詰まり(黒ずみ)毛穴となります。そこで、この詰まりを無理やり押し出したり、強く洗顔したりするのは逆効果。肌に優しい天然のクレイを使ったクレイパックで詰まりを優しく吸着するようにしましょう。

たるみ毛穴

年齢を重ねることで、肌のハリを支えるコラーゲンやエラスチンの働きが低下。その結果、肌自体がたるんでしまい、毛穴も開いてみえるようになります。詰まり(黒ずみ)毛穴は、鼻の上や小鼻周りを中心に現れるのに対し、たるみ毛穴は頬周りを中心にみかんの皮のようなブツブツとした小さな穴として表れます。

そのためピーリング剤などで取り去るケアではなく、エイジングケアができる美容成分を与えてあげるのが正解。ハリや弾力を持たせる働きのある「レチノール」、抗酸化作用のある「ビタミンC誘導体」「コエンザイムQ10・コラーゲン・ヒアルロン酸」を配合した化粧品を取り入れましょう。

開き毛穴

過剰に分泌された皮脂により毛穴が満たされ、目立ちやすくなります。ニキビができやすいオイリー肌の方に多いので、油分が少なく保湿力に優れた化粧品を使うことで皮脂分泌をコントロールしましょう。またビタミンB2・B6が皮脂の分泌を抑制する作用があるため食事で摂るようにするのもおすすめ。

いかがでしたか。毛穴トラブルが気になるからって、刺激の強そうな化粧品をつかって自分の毛穴をさんざんいじめてきた女性も多いのではないでしょうか。この機会に “間違った美容ケア” を反省し、ご自分の毛穴トラブルに合わせ正しい毛穴ケアを行ってくださいね。

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