岐阜がリード守れず3戦連続ドロー… 山形も連勝が3で止まる《J2》

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▽3日に明治安田生命J2リーグ第17節の岐阜FCvsモンテディオ山形が岐阜メモリアルセンター長良川競技場で行われ、1-1のドローに終わった。

▽前節の京都サンガF.C.で2戦連続ドローとなった14位の岐阜(勝ち点21)が湘南ベルマーレに競り勝ち3連勝とした8位の山形(勝ち点25)をホームに迎えた。

▽試合は立ち上がりから岐阜が攻め込む場面が多く見られるが、フィニッシュまで持ち込めない。すると6分には山形が右サイドのスローインから山田のクロスでゴールに迫るなど先にチャンスを作った。岐阜も11分、右CKから逆サイドの阿部が頭でつなぎ、最後は田森がヘディングシュートを放つが、ボールは枠を外れてしまった。

▽岐阜はさらに18分、斜めに入ったボールに対して大本がボックス内でボールを受ける。GKを交わしてシュートに持ち込もうとするが、オフサイドの判定でプレーは認められなかった。山形も20分に右サイドのロングスローがボックス内のファーサイドに流れ、阪野が頭で押し込みにかかる。しかし難しい体勢からのシュートは、枠を捉えきれなかった。

▽迎えた23分、岐阜はカウンターからボックス左に侵入した古橋のパスを、逆サイドの大本がカットインして左足でねじ込む。大本のJリーグ初ゴールで岐阜が先制に成功した。山形は直後、瀬川がボックス左に侵入してシュートを放つが、これは左ポストを叩く。

▽39分には岐阜がショートパスを繋いで中央を突破。最後は抜け出した難波がネットを揺らすが、ここはオフサイドのためゴールは認められなかった。結局前半は岐阜が1点をリードして終えた。

▽追いかける山形はハーフタイムで瀬川を下げて、中山を送り出す。するとその山形は開始早々の46分に仕掛けるが、瀬沼の落としから上げた山田のクロスはGKに直接キャッチされてしまった。54分には山形が高い位置でボールを奪い、最後は風間が狙うがボールは枠を外れてしまう。

▽対する岐阜は63分、ロングボールに抜け出した大本のクロスをファーサイドで古橋が押し込みにかかるが、戻ってきた相手選手にブロックされて追加点を奪えず。迎えた71分に山形は、高木がボックス左の深い位置から折り返すと、これを中村が蹴り込む試合を振り出しに戻した。

▽そのまま試合は終盤を迎えると、オープンな展開の中でお互いに決定機を決めきれず。追いつかれた岐阜は後半アディショナルタイムに阿部がこの日2枚目の警告を受けて退場となる。しかし山形もこのチャンスを活かせずに試合は終了。勝ち点1を分け合う結果に終わった。