8Kで没入感は倍増--シャープ、8Kで高画質HDR対応の70型「LV-70002」を6月末発売。業務用ながら民生機想定(更新)

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シャープは、8K解像度でHDR規格(HLG・PQ)も対応した70型8Kモニター「LV-70002」を6月30日に受注生産で発売します。シャープは85型8K「LV-85001」を2015年10月に発売しており、新たに70型をラインアップに追加した形。4K/8Kは2018年にも放送開始が予定されていますが、今回のモデルは4K/8Kなどの映像制作などを手がける人を対象としたもの。

70インチ、7680 x 4320ドット。視野角は上下左右とも176度。光源はLED。8K解像度で高画質なHDR規格をサポートしており、広い輝度情報を画像処理エンジンで復元。ピーク輝度は1000カンデラ。また広色域技術「リッチカラーテクノロジー」を採用、地デジを越える色域を再現しています。

フルレンジスピーカー x 2、サブウーハーを1つ搭載。接続はHDMI x 4を接続します。受信チャンネルは地デジ(CATVパススルー対応)、BSデジタル/110度CSデジタルをサポート。ディスプレイ部の大きさはは156.4 x 9.2 x 91cmで、これにテーブルスタンドが付く形。スタンドを含めた重さは45kg。なお、受信機が別途必要。

総務省では、2018年に4K/8K放送を開始し、2020年の東京オリンピックでの普及拡大を狙っています。今回のシャープの製品はこうした国の施策とも連動した製品。85型では大きく重く導入が厳しかったところで、より既存テレビのような導入が可能としています。

質疑応答なう。

Q:8K市場の立ち上がりについて

A:4K放送は日本でもまだないが、高精細ディスプレイへの要求は高い。8Kの画質は4Kの4倍、反応は非常によい。現状の2Kと4Kのディスプレイで比較すると、売り場需要は35%が4K。8Kも4Kと同じようなスピードで進む。日本がインフラを牽引し、中国などでもニーズが高い。8Kの導火線に火を付けるような動きをしていきたい。

Q:8Kは大きすぎるのでは? 日本で売れるの?

A:4Kで感じられなかった感動がある。近寄っても近寄ってもアラが見えず、伝える能力が高い。近づいて観てもらっても感動でき、没入感が倍増する。サイズにこだわらず楽しめる。

Q:今回のモデルの目標販売数。

A:年間で200〜300台。

Q:価格

A:70型は800万。2015年10月の85型は1600万円程度。受信機は700万円(以前の受信機は1200〜1400万円)

Q:今後有機EL

A:有機ELの8Kは現在考えていない。

以下、製品に対する感想です。
一見すると4Kなどの既存テレビのようだが、はめ込み映像に見えるほど精細な感じがする。

受信機が恐ろしく大きい(試験用)

4Kと比較するとハッキリくっきり感は歴然と違う。文字つぶれがない。

とにかく受信機が大きい(試験用)

奥行き感があるので、スポーツ中継などでは得に効果的と思われる。

受信機が(ry

下は4Kの画質

下は8K。細かい字が読める