スマホで「ラジオ」は大切な時間を取り戻す? リアルタイムなシンクロがもたらす癒やしと楽しさとは
スマートフォンの普及で、従来のメディアの在り方が変わってきています。
その中でも、大きな変化を迎えているのがラジオです。
ラジオは、放送波をラジオ受信機器にて受信し、聴取するメディアです。
ラジオ機器は、小型なものであれば、電池で数か月も利用できるため、とてもエコな機器と言えます。
こうした特性から、災害などの緊急時には、一般の通信網が被害や混雑でダウンして不通となっても、ラジオ放送は受信できたため、ライフラインとして欠かせないメディアでとしても再認識されています。
ラジオが災害時のライフラインの一つとして見直された一方、日常での利用でも、ラジオのインターネット配信サービスradikoなどの登場で、ラジオに対するイメージも大きく変わってきています。
radiko
現在、インターネットのコンテンツは、オンデマンド型が標準となりつつあります。
スマートフォンの普及によって、常時通信による、常時インターネット利用が可能となり、好きな時間、好きな場所で、好きなコンテンツを視聴できるようになりました。
一方、ラジオのような既存の放送メディアでも、24時間、番組が放送されており、リスナーは1日中でも聴くことができます。
しかし、ラジオは、テレビと同様に、放送される番組プログラムの時間が固定されています。したがってリスナーは、番組を録音をしない限り、テレビ番組と同じように放送時間に合わせて聴かなければなりません。
それが、インターネットのオンデマンド配信と既存のラジオ放送の大きな違いです。
オンデマンド型の登場とそれに慣れてきたスマートフォンユーザーにとって、決められた時間でしか聴けない放送というスタイルは、不便なものかと思われました。
ところが、このラジオの24時間、放送し続けるという時間軸が、新しい情報の伝達スタイルの可能性を秘めていました。
ラジオ放送は、基本的に生放送で行われているため、リスナーの時間とシンクロして、リアルタイムに番組プログラムが進むのです。
つまり、リアルに、スマホユーザーの時間軸とぴったり合ったコンテンツを提供することで、リスナーと同じ時間を共有できるメディアとなるのです。
リアルタイムで楽しめるコンテンツは、インターネット上にも存在しますが、24時間、決められた時間に必ず配信されるプログラムは、実は、従来のラジオ放送くらいしかありません。
放送の特徴である、
・絶対に定時になったら放送が開始される
・時間を確実に守る
という、既存の放送メディアの特徴が、リスナーとのリアルタム共有には、有利に働くのです。
多くの人は。毎日、ほぼ同じ時間サイクルで生活しています。
同じ時間に起床し、同じ時間に仕事や学校に行き、同じ時間に食事をし、同じ時間に就寝します。
ラジオ放送は、こうした人々の日常生活の空き時間とシンクロして、とても快適な充実した時間を生み出してきました。
これが、ラジオ放送の醍醐味となります。
ですから、ラジオ放送は、同じ番組を長く、聴き続けるリスナーを多く獲得することができてきたのです。
一方、オンデマンド放送は、視聴時間を自由にできる便利さがある反面、こうした番組プログラムとの濃密な関係を作ることには、不向きだったのです。
いつでもインターネットで繋がることができるスマートフォンの普及とともに、オンデマンド配信は定着しました。
それと同時、スマートフォンと24時間一緒に過ごすユーザーも増え、リアルタイムに繋がる時間も増えました。
このことが、radikoなどのインターネットラジオを聴くリスナーを増やすことにも繋がっていたのです。
radikoを起動するだけで、決められた時間に必ず同じ番組が流れるため、ユーザーは自分のリアルタイムにあわせえて、聴きたい番組と安心して出合えます。
また、インターネットの利用は、自由度が大きすぎるために、利用者の時間という概念が曖昧になりやすく、体調や生活習慣を崩しやすくなることも問題となっています。
しかし、決められた時間に必ず同じ番組が流れるラジオを聴くことで、しっかりと時間を意識できるのも、ラジオというメディアの利点でもあります。
radikoの利用は、基本無料です。また有料のradikoプレミアム版を使うことで、自分の住んでいる地域外の放送局も聴くことができるようになります。
リスナーの故郷や、自分がかつて住んでいた転居前の場所で聴いていた放送も、聴くこといができるので、里帰り気分を味わうこともできます。
離れた場所にいながら、リアルタイムに故郷と同じ時間を、毎日、共有できるのです。
さらに、radikoは、インターネットの特性も活かしたタイムフリーという機能もリリースしています。
このタイムフリーは、放送後、1週間の期間で、一つのプログラムを3時間まで聴けることができるサービスです。
いわゆる見逃し放送サービに、近い便利なサービスです。
つまり、1週間分の24時間録音機能を搭載したような感覚で利用できます。
ラジオはリアルタイムで聴いてこその楽しみですが、急な用事などで、どうしても聴くことがでないというケースもあり、そんなときでも、番組を聴けるようになったのは、リスナーには嬉しいサービスでしょう。
radikoタイムフリー
スマートフォンは、大画面化、高機能化、多機能化、そしてIoTなどのほかの機器との連携も進んでいます。
新しい便利さ、機能、サービスが、今も増えています。
しかし、ラジオのような従来のメディアでも、
・スマートフォンとの相性が良い
・スマートフォンでも便利だった
というのは、新しい発見だと思います。
現在の生活は、便利な反面、めまぐるしく時間が流れ、仕事や作業に追い立てられています。
意外な組み合わせのようですが、
自分の時間を大事にしているユーザーにとっては、スマホとラジオの組みあわせは、大切な生活のパートナーになりえる、ということの証明でもあると思います。
伊藤浩一
その中でも、大きな変化を迎えているのがラジオです。
ラジオは、放送波をラジオ受信機器にて受信し、聴取するメディアです。
ラジオ機器は、小型なものであれば、電池で数か月も利用できるため、とてもエコな機器と言えます。
こうした特性から、災害などの緊急時には、一般の通信網が被害や混雑でダウンして不通となっても、ラジオ放送は受信できたため、ライフラインとして欠かせないメディアでとしても再認識されています。
ラジオが災害時のライフラインの一つとして見直された一方、日常での利用でも、ラジオのインターネット配信サービスradikoなどの登場で、ラジオに対するイメージも大きく変わってきています。
radiko
現在、インターネットのコンテンツは、オンデマンド型が標準となりつつあります。
スマートフォンの普及によって、常時通信による、常時インターネット利用が可能となり、好きな時間、好きな場所で、好きなコンテンツを視聴できるようになりました。
一方、ラジオのような既存の放送メディアでも、24時間、番組が放送されており、リスナーは1日中でも聴くことができます。
しかし、ラジオは、テレビと同様に、放送される番組プログラムの時間が固定されています。したがってリスナーは、番組を録音をしない限り、テレビ番組と同じように放送時間に合わせて聴かなければなりません。
それが、インターネットのオンデマンド配信と既存のラジオ放送の大きな違いです。
オンデマンド型の登場とそれに慣れてきたスマートフォンユーザーにとって、決められた時間でしか聴けない放送というスタイルは、不便なものかと思われました。
ところが、このラジオの24時間、放送し続けるという時間軸が、新しい情報の伝達スタイルの可能性を秘めていました。
ラジオ放送は、基本的に生放送で行われているため、リスナーの時間とシンクロして、リアルタイムに番組プログラムが進むのです。
つまり、リアルに、スマホユーザーの時間軸とぴったり合ったコンテンツを提供することで、リスナーと同じ時間を共有できるメディアとなるのです。
リアルタイムで楽しめるコンテンツは、インターネット上にも存在しますが、24時間、決められた時間に必ず配信されるプログラムは、実は、従来のラジオ放送くらいしかありません。
放送の特徴である、
・絶対に定時になったら放送が開始される
・時間を確実に守る
という、既存の放送メディアの特徴が、リスナーとのリアルタム共有には、有利に働くのです。
多くの人は。毎日、ほぼ同じ時間サイクルで生活しています。
同じ時間に起床し、同じ時間に仕事や学校に行き、同じ時間に食事をし、同じ時間に就寝します。
ラジオ放送は、こうした人々の日常生活の空き時間とシンクロして、とても快適な充実した時間を生み出してきました。
これが、ラジオ放送の醍醐味となります。
ですから、ラジオ放送は、同じ番組を長く、聴き続けるリスナーを多く獲得することができてきたのです。
一方、オンデマンド放送は、視聴時間を自由にできる便利さがある反面、こうした番組プログラムとの濃密な関係を作ることには、不向きだったのです。
いつでもインターネットで繋がることができるスマートフォンの普及とともに、オンデマンド配信は定着しました。
それと同時、スマートフォンと24時間一緒に過ごすユーザーも増え、リアルタイムに繋がる時間も増えました。
このことが、radikoなどのインターネットラジオを聴くリスナーを増やすことにも繋がっていたのです。
radikoを起動するだけで、決められた時間に必ず同じ番組が流れるため、ユーザーは自分のリアルタイムにあわせえて、聴きたい番組と安心して出合えます。
また、インターネットの利用は、自由度が大きすぎるために、利用者の時間という概念が曖昧になりやすく、体調や生活習慣を崩しやすくなることも問題となっています。
しかし、決められた時間に必ず同じ番組が流れるラジオを聴くことで、しっかりと時間を意識できるのも、ラジオというメディアの利点でもあります。
radikoの利用は、基本無料です。また有料のradikoプレミアム版を使うことで、自分の住んでいる地域外の放送局も聴くことができるようになります。
リスナーの故郷や、自分がかつて住んでいた転居前の場所で聴いていた放送も、聴くこといができるので、里帰り気分を味わうこともできます。
離れた場所にいながら、リアルタイムに故郷と同じ時間を、毎日、共有できるのです。
さらに、radikoは、インターネットの特性も活かしたタイムフリーという機能もリリースしています。
このタイムフリーは、放送後、1週間の期間で、一つのプログラムを3時間まで聴けることができるサービスです。
いわゆる見逃し放送サービに、近い便利なサービスです。
つまり、1週間分の24時間録音機能を搭載したような感覚で利用できます。
ラジオはリアルタイムで聴いてこその楽しみですが、急な用事などで、どうしても聴くことがでないというケースもあり、そんなときでも、番組を聴けるようになったのは、リスナーには嬉しいサービスでしょう。
radikoタイムフリー
スマートフォンは、大画面化、高機能化、多機能化、そしてIoTなどのほかの機器との連携も進んでいます。
新しい便利さ、機能、サービスが、今も増えています。
しかし、ラジオのような従来のメディアでも、
・スマートフォンとの相性が良い
・スマートフォンでも便利だった
というのは、新しい発見だと思います。
現在の生活は、便利な反面、めまぐるしく時間が流れ、仕事や作業に追い立てられています。
意外な組み合わせのようですが、
自分の時間を大事にしているユーザーにとっては、スマホとラジオの組みあわせは、大切な生活のパートナーになりえる、ということの証明でもあると思います。
伊藤浩一