「受験に関する噂は合否が決まるまで続く」と千秋

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2月に入り首都圏の有名中学入試、合格発表が続々と行われている。都立中高一貫校の人気などで東京やその近郊では5人に1人が中学受験を経験しているという。昨今、中学受験までは「子供が優秀=親としても優秀」という考え方が母親の間で広まり、“不合格で自分のポジションを下げたくない”とママ友の間で激しい心理戦が繰り広げられるそうだ。

2月3日放送の『ノンストップ!』の“ノンストップ!サミット”にて「受験ママたちの心理戦」というテーマで討論が行われた。芸能人ママ代表は中学生の娘を持つ千秋、小学生と幼児の母である坂下千里子、そして幼稚園に通う男の子と1歳の女の子のママである藤本美貴だ。一方、男性陣は子どもがいないカンニング竹山と、2人の子どもの教育は妻の大神いずみに任せっきりの元木大介という実体験が乏しそうな人選だ。頼りになるのは、数年前に一人娘の中学受験を経験しているMCの設楽統(バナナマン)。彼も“周りの人から色々(受験の)情報が入ってくる”ので妻に助言してみたところ、「何も知らないくせに口を挟んで」と猛反論された経験を持つ。

とにかく「“どこの学校を受験するのか”は絶対に知られてはならない」と千秋は力説する。一人のママ友にそれとなくほのめかしただけで、「○○を受けるらしい」という噂があっという間に広まるそうだ。その噂は合否が決まるまで続くので、自分の子が噂の的になることを避けるため、我が子の受験に関する情報は一切漏らさないのが得策だと言い切る。お受験だけでなく、他人の子が着ている洋服のブランドまで調べ上げる“何でも知っている”ママ友までいるという。

受験ママたちのエピソードや千秋らの話をうんざりした表情で聞いていたカンニング竹山だが、「私立に受かったけど姑の勧めで公立に行かせることになった」などと不合格だったことを隠す母親の気持ちはなんとなく理解できるという。竹山の兄と姉は私立の中学校に通っていたが、父親が経営する会社が倒産したため彼だけ公立に通いざるを得なくなった。竹山も兄らと同じ中学校を受験したかったが、家の事情を察して諦めたそうだ。しかし母親から「隆範はやんちゃだから公立の方が合うのよ」と自分が理由とされ、周囲に言いふらされたことが今でも忘れられないそうだ。

このテーマでの放送中、一般の視聴者から「中学受験は、本当にママ友が減ります」という意見が寄せられていた。千秋の話は決して大げさではないようだ。
(TechinsightJapan編集部 みやび)