ガガ「もっと有名に…そんな気持ちは消え失せた」

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数々の大ヒット曲を世に送り出し、「歌手になる以前から夢見ていた」という女優業も本格的にスタートし才能を開花させたレディー・ガガ(30)。素晴らしい演技、そして歌を世に届ける世界的なアーティストになりたい―そう強く望んだ彼女にとって、夢を叶えて有名になれた瞬間はまさに至福の時だったという。しかし「まさに名声こそ最高のドラッグだわ」と当時を振り返っているガガだが、今では考え方がずいぶん変わり「もっと、もっと」と貪欲に名声を追い求める気持ちは消え失せたという。

トップスターの座についたものの、一時は人気低迷に苦しみ「このまま駄目になるのではないか」とも囁かれたレディー・ガガ。しかしガガはその後ジャズにも挑戦し歌の才能を再び世間に証明し、女優、またポップ歌手としての力量も遺憾なく発揮して第一線に返り咲いた。そのガガがこのほど『Harper's Bazaar』にエッセーを寄せ、名声についてこのように綴っている。

「名声は、最高のドラッグよ。」
「でもね、自分が一体どのような人間なのか、そして何を気にかけているのかに気付いたら、『もっともっと有名にならなくちゃ』っていう気持ちは消えていくわ。」

そんなガガが今、何よりも気にかけていることとは…?

「大事なのは、私には素晴らしい家族がいるってこと。それに私は懸命に働き、関係者の世話もちゃんとみてる。とても愛している人達に仕事を提供しているのよ。世界に向け良きメッセージを伝えてほしい。そんな願いを込めて音楽もつくっているわ。」
「私も今年、30歳になった。もう完全なる大人の女性よ。自分の望みもハッキリと分かっている―それこそが私にとっての成功なの。真実を求め闘う人間になりたい。さらなる注目や名声、そして称賛を求め闘う人間ではなくてね。」

最近では、大統領選に出馬したヒラリー・クリントン氏を支持し話題になったガガ。クリントン氏は選挙戦に敗れてしまったが、ガガは今もトランプ氏の勝利に納得しておらず、暴言・過激な政策発表などで世界を揺るがせた同氏について「次期大統領が就任を前に国に打撃を与えるとは前代未聞」とツイートし、クリントン氏を支持した人々を沸かせた。アメリカ国内外の動きに目を向けるガガだけに、将来は政治的な活動を視野に入れているのかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)