鈴木亮平

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NHKは2日、東京・渋谷の同局にて会見を開き、次々作となる大河ドラマ「西郷(せご)どん」(2018年1月〜放送開始)の主演を、鈴木亮平と発表した。

明治維新のヒーロー・西郷隆盛を演じていく鈴木は、「俳優としては、これ以上ないという機会で楽しみであります。西郷隆盛という人は、知れば知るほど興味深い人生で、その分、謎も多い。だから、やりがいがあります」と頼もしく語った。

鈴木を選んだ起用理由が、制作スタッフの櫻井賢氏から明かされた。

「舞台や映画で、様々な役を体当たりで演じている姿を見て、この人は、まだまだ化けると実感した。この人に託したい。この人しかいない」とコメント。器の大きさを感じ、役どころにピッタリはまったと紹介した。

会見には、原作の林真理子氏、脚本の中園ミホ氏らも出席。今回のドラマ化にあたり、これまでの西郷隆盛の外見や人間味などのイメージをぶち壊すことが予告された。

原作となった小説は、現在、文芸雑誌「本の旅人」で連載中。

映像化されるにあたって「皆さんから『こんな西郷さんは、見たことがない』と言われる小説を書いております。これから本になったときには、ひんしゅくを買ったりするでしょう。ドラマ化したら、もっと凄いことになるでしょう。でも、私には自信があります。なので、今から楽しみでワクワクしております」と揺るぎない方針を示し、全く新しいストーリーを展開すると告げていた。

脚本の中園氏も続いて「はい、林さんの今回の原作は、いろんな愛にあふれています。島津斉彬との師弟愛、家族愛、男女の愛、そして、あの…ボーイズラブまで…」と言ってところで、吹き出した。

「そういうストーリーが、タップリと、ちりばめられているので、テレビの前の皆さんは1年間、『西郷どん』にどっぷりほれていただいて、元気になっていただける作品にしたい」と見どころも語っていた。

撮影開始は、来年の夏。そして、2018年の1月から放送開始となる。

▼ (左から)中園ミホ氏、鈴木亮平林真理子