28日、北海道日本ハムファイターズが埼玉西武ライオンズを1-0で破り、4年ぶり7度目となるリーグ優勝を決めた。投手として先発出場した“二刀流”大谷翔平は、1安打15奪三振で強力西武打線を完封する見事なピッチングを披露した。

するとテレビ朝日「報道ステーション」では、日本ハムOBでもある野球解説者・稲葉篤紀氏が、大谷の活躍のみならず、最大11.5ゲーム差をひっくり返した栗山英樹監督の采配に着目した。

「今日は大谷投手に尽きる。シーズン最後の登板で今シーズン一番の出来」と大谷を絶賛した稲葉氏は、「ストレートの球速はちょっと抑えめ。いつも160キロを超える大谷投手ですけど、この日のマックスは159キロ。(西武は)打線に一発があるのでコントロール重視でいってる」と評価した。

また、栗山監督の采配を「ピンチをチャンスに変えた采配」と表現した稲葉氏は、3つの評価すべきポイントを挙げる。

まず、大谷が指のマメを潰して登板できなくなった7月後半から9月までの間、栗山監督が打者だけでの起用に踏み切った点を挙げると、「開幕投手を務めるなどエースとして期待されていた。7月に指のマメを潰して登板できないピンチがあった。でも、そこからバッターに専念させてチームの勝利に繋がっていった」と説明した。

2つ目は「守護神・増井(浩俊)投手の配置転換」とした稲葉氏は、「リリーフに失敗して2軍落ちも経験している。そこから先発に変わり、ローテーションの一角を担って終盤戦では一番安定感のあるピッチングをした。これもピンチをチャンスに変えた采配」と話す。

さらに3つ目は「中田翔選手を4番から外した」点を挙げた稲葉氏。「打てない日々が続いている中での采配。他の選手からすると中田選手でも外されるということでレギュラーでも危機感を感じることでチームがグッと締まった」などと語った。