iPhoneで世界最薄の太陽電池を内蔵ケースが発売へ もう電池切れ、充電忘れの心配無用

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最近のiPhoneケースには、バッテリーを内蔵した製品が増えている。
バッテリー内蔵ケースであれば、外出中にiPhoneのバッテリー残量が少なくなっても、すぐにPhoneを充電することができるというわけだ。
モバイルバッテリーを持つ必要もなく、モバイルバッテリーを忘れて外出先でバッテリー切れになる心配もない。

だがバッテリー内蔵ケースはいいことばかりだけではない。ケースにバッテリーを内蔵しているため、厚みも重さも増してしまうというデメリットもある。またケースを充電しておく手間も増えてしまうの。

バッテリーを内蔵しながら、薄く、軽くというには難しいのだろうか?

そんな想いを実現するiPhone用ケース、「JUS」が間もなく発売される。「JUS」はiPhoneケースに薄型バッテリーを内蔵し、しかも背面側に太陽電池を搭載しているケースなのだ。
つまり太陽光や室内の明かりからケース内蔵のバッテリーをいつでも充電できるのである。

「JUS」は太陽電池とバッテリーを内蔵したケースとしては世界最薄と謳っている。
実際、バッテリーを内蔵しているにも関わらず、iPhone本体の厚みの2倍以下の薄さを実現しており普段着けっぱなしにしていても気にならない大きさだ。
サイズはiPhone 6/6s用が152 x 69x12ミリ、iPhone 6 Plus/6s Plus用が172x79x13ミリ。
本体の下部には音楽や動画再生時で利用できるスピーカーも内蔵している。


バッテリーと太陽電池を内蔵品がら薄いサイズのiPhoneケース「JUS」


「JUS」のバッテリー容量は非公開だが、iPhoneを2回満充電できるだけの容量を持っているそうだ。
iPhoneを満充電するのに必要な時間は2時間半から3時間半と、常用するモバイルバッテリーとしても十分使えるレベルだろう。
また「JUS」の内蔵バッテリーを充電する時間は太陽光下で4時間半、室内光では6時間とのこと。

太陽電池は光の当たり具合で充電時間は大きく変わるため、実際はこれより時間がかかる可能性もある。
とはいえオフィスでも外出先でも、光を当てるだけで「JUS」の内蔵バッテリーを充電しておけるので手間は大幅に減らせるのは間違いない。
「JUS」の内蔵バッテリーを半分ほど充電できていれば、iPhoneを1回は満充電できる。
日常での予備バッテリーとしては、十分に実用的と言えるだろう。


太陽があればいつでも充電可能。クレードルもあればさらに安心だ


「JUS」ケース本体には、microUSB端子も備わっている。
つまり、microUSBケーブルを使って短時間で充電することもできるし、ケーブルや電源がない場所では太陽光でも充電できるというわけだ。

「JUS」ケースの価格はiPhone 6/6s用が119ドル、iPhone 6 Plus/6s Plus用が139ドルで現在予約を受け付け中である。また「JUS」ケース本体を簡単に充電できるクレードルも29ドルで発売予定だ。

「JUS」は、日本での発売は未定だが、iPhoneの充電を忘れがちな人や、ハイキングや旅行などのお出かけが多い人にも便利なケースと言えるだろう。
日本での発売にも期待したい。


山根康宏