ミラン、今季終了後に最大8名退団で大変革か…本田の去就は不透明

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 日本代表FW本田圭佑が所属するミランの選手5名が、来シーズンも残留することが決定的となった。9日付のイタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』が報じている。

 残留が決定的なのは、U−21イタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマ、同DFアレッシオ・ロマニョーリ、イタリア代表DFルカ・アントネッリ、同MFジャコモ・ボナヴェントゥーラ、コロンビア代表FWカルロス・バッカの5名。さらに、イタリア代表DFイニャツィオ・アバーテがこれに加わると報じられている。

 一方で、レンタル移籍のFWマリオ・バロテッリは、保有権を持つリヴァプールに復帰する見込み。残り10試合で10ゴールを挙げなければ、ミラン残留を果たせないという。

 また、退団が確定的なのは、元フランス代表DFフィリップ・メクセス、今冬の移籍市場でDF内田篤人が所属するシャルケから加入した元ガーナ代表MFケヴィン・プリンス・ボアテング、今冬に中国の江蘇蘇寧への移籍が破談となったブラジル代表FWルイス・アドリアーノ、交通事故により戦列を離れているFWエムバイェ・ニアンの4選手。さらには、主将のイタリア代表MFリッカルド・モントリーヴォもミランを離れる可能性がある。

 リーベル・プレートのアルゼンチン代表DFレオネル・バンジョーニが加入することになれば、U−19イタリア代表DFダヴィデ・カラブリアはレンタル移籍、イタリア代表DFマッティア・デ・シリオも最も良いオファーを提示したチームに移籍することになるようだ。退団の可能性が報じられているのは、全部で8選手にのぼる。

 加入選手については、17歳のドンナルンマの兄で現在はジェノアに所属する25歳のGKアントニオ・ドンナルンマが、ミランに入団する可能性があると報じられている。

 そして、2017年6月30日で契約が切れるFW本田圭佑については、契約更新の可能性が浮上しているものの、同紙が今回報じた記事の中では名前が挙げられていなかった。本田の去就については不透明となっているものと見られるが、いずれにしろミランは今シーズン終了後にチームの変革に動くことになるようだ。