INSIGHT NOW! 編集部 / クイックウィンズ株式会社

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今日、2月12日は「ブラ/ブラジャーの日」です。

アメリカ人女性メアリー・フェルプス・ジェイコブさんが1914年2月12日、2枚のハンカチをリボンで縫い付けたブラジャーの原型となるものの特許を申請した記念日です。それ以前は、「バスト・ガードル」という肩ひもがないものが使われていて、不安定で着け心地もよくなかったようです。(ワコール下着のコラム

日本では、現代でこそ女性はみな当たり前のようにこの下着のお世話になっていますが、和服を着なくなった戦後に発展した文化です。着物は胸の平板な体形の方が似合うため、胸を強調するより押さえつけることの方が多かったのです。日常的に洋服を着るようになってはじめて、胸の形をきれいに見せるという目的の今のブラジャーが販売されるようになりました。

日本ではじめて売り出されたブラは、針金でお椀形のふくらみを作り、布をかぶせた「ブラパッド」というものでした。針金と聞くとなんだか痛そうですが、それでもきれいに見せたいというのが勝ったのでしょうか。大人気商品となったそうです。その後、発売された「ブラパット」を入れるポケットを付けた下着が今のブラジャーの第一号商品となりました。今から65年ほど前のことでした。

その後、かわいいものからスポーツ用やゴージャスなものまで、次々とバリエーションができ、今に至ります。最近では、谷間を強調するものと反対に胸を小さく見せるタイプや男性用のブラジャーも販売されています。男性用の「メンズブラ」も、基本的には機能性を重視するということなので、ブラに対するニーズは実にさまざまなようです。

「ブラの日」を推進している日本ボディファッション協会では「ブラを変える。私が変わる!」というキャッチコピーのもと、キャンペーンを展開しています。バレンタインデーの2日前ということもあり、ワコールではブラで「恋愛運アップ」をうたっています。恋愛運が上がるかどうかはわかりませんが、改めて見直してみるのもよさそうです。