インテルは30日のセリエA第14節で、ナポリに敵地で1-2と敗れた。終盤にインテルが2度もゴールマウスに嫌われるなど、結果は変わっていてもおかしくなかった。

だが、ロベルト・マンチーニ監督は44分に試合が「ゆがめられた」と感じているようだ。長友佑都が2枚目のイエローカードをもらって退場となったときである。試合後、指揮官は次のようにダニエレ・オルサト主審を攻撃した。

「長友はファウル半分で退場となった。カードでもおかしくなかったのは2枚目だけだ。1枚目は(ホセ・マリア・)カジェホンの明らかなシミュレーションだった。あのエピソードが完全に試合を変えたんだ。すぐに先制を許したが、11人対11人なら、我々は負けていなかっただろうからね」

マンチーニ監督は激怒しており、試合後の『Mediaset Premium』のインタビューでは、元主審のアンドレア・デ・マルコ氏を相手に激高した。デ・マルコ氏が長友の1枚目のカードについて、オルサト主審の判定は正しかったと話すと、マンチーニ監督はこう述べている。

「カジェホンへのプレーがカードに値するファウルだって? このような試合で? だったら、君たちはテレビに出るべきじゃない。真実を言うべきだからだ。すでにいろいろとくだらないことが言われているのに…重要なプレーにおけるファウル? なにが重要なんだ? ルール? 何がルールだ? 私はすでにナーバスになっているのに、そんなことを聞かされたら…君らは家にいるべきだ。テレビに出てそんなことを言うべきじゃない」

「カジェホンを見てくれ。まるでトラクターに押しつぶされたかのようにしているじゃないか! 彼はシミュレーションをしたんだ。シミュレーションだよ。これはサッカーのプレーなんだ。卓球やバスケットボールじゃない。コンタクトはあるものだ! こんな風に選手を退場にするべきではない。まるで、美しい女性とデートするより、選手を退場にする方が好きな審判もいるんじゃないかと思うほどだよ」

試合について、マンチーニ監督は次のように続けている。

「とてもオープンな試合だったが、台無しにされた。評価するのは難しい。後半のインテルは素晴らしかった。今季ベストのインテルだった? 我々は今日まで首位だった。ここまでもうまくやっていたということだ。(ペペ・)レイナは素晴らしかった。(ゴンサロ・)イグアインも素晴らしかった。違いをつくったのは彼らだったね」