ここまで6戦全勝。プレミア12の準決勝戦で韓国と対戦した日本代表=侍ジャパンは、先発・大谷翔平が7回を投げ11奪三振。試合も中盤で3点を奪うと、2番手・則本昂大が8回を抑えるパーフェクトピッチング。誰もが日本の勝利を確実視した。

しかし、9回に入り則本が突如乱れると続く松井裕樹が押し出しの四球。増井浩俊は逆転タイムリーを浴び、まさかの敗戦に。試合後、一部では後手後手となった小久保裕紀監督の継投策に批判が集まっている。

すると20日放送、フジテレビ「すぽると!」では「小久保采配をどう見た?」と題し、野球解説者・江本孟紀氏が論評。モニターに「この大会は采配うんぬんではない」というメッセージが表示されると「小久保監督の采配がうんぬんって言いますけど、一流の選手を全部集めてきて寄せ集めのチームですから、その出した選手が働いてくれる以外にない」と持論を展開した。

「国際大会ではこういう時は非常に難しい、寄せ集めの場合は」と続けた江本氏。だからこそ采配が重要なのでは――と思わずにはいられない発言もあったが、「出された選手は最高の力を発揮するのは当たり前。起用だとか采配だとか関係ない。選手がやるしかない」とキッパリ。それでも「プレッシャーがきついのは確か。ちょっと可哀想」と選手への気遣いを見せたが、その最後は「たまたま調子が悪くて打たれただけの話」と締め括った。