中京大中京(愛知)編「この夏、復活を印象付けた中京大中京のつながり!」

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 夏の甲子園優勝7回は全国最多。愛知県を代表する名門・中京大中京。今回は近年の卒業生を紹介していきたい。

高橋監督、5年目の夏で悲願の甲子園出場を決める

堂林 翔太選手(広島東洋カープ)

 2009年に日本文理と壮絶な打撃戦を制し、優勝を決めた中京大中京。この時は堂林 翔太投手、河合 完治選手など現在も社会人で続けるプレーヤーがたくさんいるチームだった。2010年は広島で活躍する磯村 嘉孝捕手を中心とした投打にバランスが取れた好チームで春夏連続甲子園出場を決めたが、夏は2回戦で敗退。ここで長年、指揮を執ってきた大藤 敏行監督は勇退した。

 その後は1997年選抜準優勝時の主将・高橋 源一郎監督が就任。なかなか甲子園にたどり着かず、苦しい日々を送ってきた。しかし今年は勝ち進み、準決勝で東邦を破り、決勝でも愛工大名電を接戦の末4対3で破り、5年ぶりの甲子園出場を決めた。

高校時代の磯村 嘉孝選手(広島東洋カープ)

 甲子園では1回戦で岐阜城北、2回戦では鹿児島実に勝利し、3回戦では惜しくも敗れたものの関東一と0対1の激戦を演じ、復活を印象付けた。

 この秋も、愛工大名電、東邦といった愛知を代表する強豪校と死闘を繰り広げてくれそうだ。

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[page_break:近年の卒業生]近年の卒業生

 ここで近年の卒業生を紹介していきたい。これを見ると、中京大や法政大に進む選手が多いことが分かる。優勝した2009年世代はまだ現役で続けている選手が多い。さらに長く野球を続けることを期待したい。今年は多くの選手が大学、社会人で活躍が期待できそうだ。

■2010年卒・堂林 翔太(広島東洋カープ)・山田 貴大(慶應義塾−東邦ガス)・山中 渉伍(中京大−東邦ガス)・河合 完治(法政大−トヨタ自動車)・伊藤 隆比古(立命館大−三菱重工名古屋)

■2011年卒・磯村 嘉孝(広島東洋カープ)・森本 隼平(法政大卒)・小木曽 亮(國學院大−三菱重工名古屋)

■2012年卒・浅野 文哉(法政大)・堀井 保裕(法政大)

■2014年卒・清水 雄二(法政大)

■2015年卒・粕谷 太基(中京大)・小林 満平(法政大)・山下 恵矢(中京大)

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