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検索データを使って考えを図示化する

この記事はシンジケートニュースサービス、Ferenstein Wireに投稿された。質問などがあれば、著者のグレゴリー・フェレンシュタインまでメールを。

株価予想や大統領候補が人種に対してどのような考えを持っているのかを知るのにGoogle Trendが使えることは知られている。Google Newsが最近発表した「最もGoogle検索された共和党員分布図」を見る限り、大統領選はまだまだ誰が勝つか分からない状況のようだ。

ドナルド・トランプの検索が多くを占めているようだが、これは彼を支持しているからというよりは興味本意によるものだろう。この点を除けば、勢力は五分五分のようだ。

グーグルのデータ利用はグーグルだけのために留まらない。大量のデータの検索は二つの事、人々は何を見聞きし、何に興味を持っているかをはっきりさせるのに貴重なものだ。これらを把握せずに成功するキャンペーンなどはありえない。

公共のデータは開発者達が使える形でオープンになっているので、支持を集めたり、キャンペーンの効果を測るといった目的のために検索データを視覚化することは誰にでも可能だ。

次はグーグルが「もっとも多くGoogle検索された共和党員の分布図」を作るうえで行ったことだ。

人々が知りたがっていることをマッピングする

アメリカ全土はトランプ氏に目が釘付けになっているようだ。スコット・ウォーカーの地元であるウィスコンシンを除いたあらゆる州が彼の事を検索している。

トランプにご執心な人たち(いつまでも続くようなものではないだろうが)を除けば、勢力争いはデッドヒートを繰り広げており、人気を独り占めしている候補者は一人もいない。ジェブ・ブッシュが多くで二位に選ばれているが、勢力図を塗り替えるほどにはなっていない。

そしてアイオワ州では候補者の支持は分散しており、投票であまり支持を集めなかったボビー・ジンダルですら人気を集めている。

各候補者がGoogle検索された回数は、全国の世論調査よりもより詳細であり、誰に投票するかを直接聞くだけでは拾い出せない有権者の興味を掘り起こすことが出来るという意味で、より価値ある情報かもしれない。

ある研究では、投票の期日が延長されれば、さらに300万人が投票するようになるという予想をGoogle Trendをつかって行うことができるという。グーグル・ツールは様々な仮説を検証するうえでパワフルなものだ。

技術コミュニティと大統領立候補にはある共通点がある。両方とも大規模なものであり、互いに周りを出し抜こうと必死だ。新しい候補者が現れたり、これまでの候補がヘッドラインに飾る事があれば大衆の考え方は月々で大きくぶれる。

ビジネスをするにおいても、その地域のユーザーがどの様な検索をしているかという情報を持っているということは非常に大きな武器となる。グーグルの検索データから人々は何を知ろうとしているのかを知ることは出来、そこからあなたが何に力を注ぐべきかという大きなプランを描くことは可能だ。

プロダクトが最も認知されている(あるいはいない)のはどこか、ベータテストを行うマーケットをどう選ぶか、プロモーションを行うエリアの絞込みなど、様々な利用が考えられる。

グーグルの助けを借りれば、わずかな労力で注目を集めることも可能だ。まず自分の狙いと関係する検索ワードを特定し、次にそれをマップ化する。そうして浮かび上がってくる全体像から、あなたの会社や潜在的な顧客は見えてくるだろう。

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Gregory Ferenstein
[原文]