柯文哲台北市長

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(台北 24日 中央社)柯文哲・台北市長が21日、近年台湾で相次いでいる通り魔事件の犯人について、「全員孤立したオタクだ」と発言し、物議を醸した。

柯氏は発言後すぐに、ここでいう「オタク」とは、人と交わらず家族とも一切会話をしない人を指すと補足。だが、インターネット掲示板では、「オタクに対する差別だ」「市長を辞めろ」などと、同氏を非難するコメントが目立った。

柯氏は翌22日、オタク発言について「社会で孤立し、疎外された人々」がより的確な表現だと訂正した。

台北市では昨年5月に地下鉄車内で無差別殺傷事件が起き、26人の死傷者が出た。今年5月には市内の小学校に侵入した男が女児を殺害。今月20日に再び地下鉄の駅構内で通り魔事件が発生するなど、凶悪事件が続いている。

(顧セン/編集:杉野浩司)