FC東京からドイツ・ブンデスリーガのマインツに移籍した武藤嘉紀。9日に入団会見を行うと、チームの紅白戦ではさっそくゴールを決める活躍をみせた。

すると11日放送、日本テレビ「Going! Sports&News」では「武藤嘉紀(22)レギュラーへ練習試合に見た期待値」と題し、サッカー解説者・都並敏史氏がそのプレーを評価した。

「これは岡崎のおかげ」と切り出した都並氏は「まずパスが出てきているじゃないですか、この時期に。クラブは鳴り物入りで獲ってきているけどチームメイトはそう思ってないとかよくあるケースですから」として昨季チームトップの12ゴールを挙げた岡崎が同じ日本人選手である武藤に好影響を与えているとした。

さらに武藤がビブスを裏返しで着用していた点に気付いた都並氏は「もともと、こういうことを気にする人は絶対にないこと。武藤はそういうことは気にせず違うところに集中がいってる」と分析、「ある意味強気な部分。強気な姿勢は彼の良さ。FC東京であれだけ強気なヤツはチーム中2人とかっていうレベルがドイツに行くと8割強気なヤツが揃ってますから普通に埋もれちゃう。出していかないとダメ」と語った。

また、「彼のプレーからすると1対1のシュートは得意」と前置きした都並氏だったが、「これドイツのキーパーとやる時に僕はちょっと苦労するかなと。足長い、手が長い、背が高い。これがガッと出てきて止まり方と騙し方がうまい」と続け、武藤が直面するであろう課題についても指摘した。