抜けるような青空の下、桜祭りで賑わう弘前城公園。(読者投稿)

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日程と好天にめぐまれた今年のゴールデンウイーク。全国の行楽地は大勢の家族連れや観光客でにぎわいを見せた。多くの人出が見込まれていた国内各地のイベントの人出を調べた。

 福岡県福岡市で3、4日に開かれた「博多どんたく港まつり」には2日間で約210万人が詰め掛けた。呼び物のどんたくパレードでは、国の無形民俗文化財の「博多松ばやし」に先導された市民らがブラスバンド演奏や踊りを披露しながら市中を華やかにパレード。全国から訪れた観光客らを魅了した。パレードには2日間で延べ約3万2000人が参加した。

 広島県広島市で3日から3日間にかけて開かれた「ひろしまフラワーフェスティバル」には約162万人の人出。広島城内には1200本のユリで作られたオブジェが飾られ、花の香りが来場者を出迎えた。被爆60年を受けて昨年から始まったフラワーキャンドルメッセージには約9000件の平和への願いが寄せられた。

 愛知県で開かれている愛知万博(愛・地球博)には29日から5日までの7日間で来場者約76万7000人を記録。2日からは3日連続で入場者数の最多記録を更新し、4日は約14万9000人が訪れるなど、気温30度を越え夏を思わせる陽気の中、親子連れらがパビリオン巡りを楽しんだ。

 また、青森県弘前市で4月23日から開幕している「弘前さくらまつり」は29日から5日までで196万人、29日から5日まで行なわれた佐賀県有田の「有田陶器市」は、1日に予定されていた皿おどりパレードが雨で5日に延期になったものの、それ以外は天気にめぐまれ109万人の人出でにぎわった。【了】