少年ジャンプで連載されていたマンガ「地獄先生ぬ〜べ〜」が、10月11日から日本テレビの「土曜ドラマ」枠で実写として放映された。鬼の手を持つ教師が、学校内に出没する妖怪と戦う物語。当時は、「トイレの花子さん」や「口裂け女」などの都市伝説も手伝って、人気連載となった。

 ところが、放映直後からそのクオリティに疑問の声が集まっている。代理店社員が語る。

「『妖怪ウォッチ』がブームだったことや、同枠で『怪物くん』が成功したことから、局としては期待していましたが、フタを開けるとあまりの作りの安直さに批判が集まりました。原作のおどろおどろしさや、魅力などが全部台無しになっていて、早くも打ち切りの声が出ています」

 中でも、主人公の教員に思いを寄せる雪女「ゆきめ」に配役された元KARAの知英〈ジヨン〉(20)を疑問視する声が多い。

「和服を着た、ちょっとおっちょこちょいの可憐な日本女性の役です。そこに韓流タレントを当てはめるのは無理があった。このことも手伝って、妖怪ウォッチに相乗りしようとしたとの批判が集まり、視聴率は悲劇的な数字になっています」(前出・代理店社員)

 原作の良さが実写版に生かされていない形だ。原作者である岡野剛氏が初回放送を見て、

「実写版地獄先生ぬ〜べ〜、泣けました」

 とツイートすると、「被害者なのに、いい人だ」「怒っていいのに」という声がツイッター上に集まる始末である。ところが、知英はさらに次の波紋を呼んでいる。

「現在連載中の超人気漫画『暗殺教室』が実写映画化するのですが、欧米人のお色気満点の英語教師役にまたも知英がキャストされたのです」(前出・代理店社員)

 来年3月に公開されるのだが、ネット上にはこの配役に絶望する声が多数集まっている‥‥。