近頃の女の子が早熟なわけ「肥満が大きく影響している」

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最近の女の子は大人っぽくてびっくりしますよね。でも彼女たち、体も昔の女の子に比べて早熟です。これにはBMIが深く関連しているようです。

アメリカでは女の子達の思春期に達する年齢が昔に比べても早くなり、これには肥満が大きく影響している事が研究で分かりました。

2004年から2011年までアメリカで1500人の女の子を対象に研究を行った結果、胸が膨らみだした年齢を思春期と定義した場合、思春期に達した女の子の平均年齢は9.7歳で、1960年代の女の子と比べてもかなり早熟である事が分かったのです。

一方黒人の女の子の場合の思春期到達時期はさらに若く、平均で8.8歳、ヒスパニック系の女の子で9.3歳、アジア人の女の子で9.7歳でした。

この結果の背景には肥満と年々高くなるBMIが深く関係していて、民族性に関わらずBMI値が高ければ高いほど思春期を迎える年齢が高くなる、という結果が小児科ジャーナルで発表されています。

しかしながら胸が膨らむ年齢が早くなると、初潮が起きる年齢も早くなる、とは必ずしもいえないようです。

肥満の他に、現代の女の子は運動量が少なかったり、野菜やフルーツの少なく、肉類や乳製品を多く含む食生活、家庭内でのストレス、整髪料に含まれるホルモン剤の使用なども早熟の一因になっている、ノースカロライナ大学の研究者、マルシア ハーマンギデンズ氏は言います。

昔にはなかったような様々な環境が一因になり、思春期開始時期が早くなるのは否めないようです。

そして少し考えたいのは、早熟は後々の彼女達の健康に悪影響を与えている、という事です。思春期開始年齢が早いと、高血圧、2型糖尿病のリスクも高まるそうです。

また見た目は早熟でも中身は追いつかず、それに悩む子達も増える、という懸念もあります。子どもの成長は親にとっては嬉しい事ですが、体が早く成長してしまうのも複雑な気持ちになるのでしょうね。

参考:The real reason girls are reaching puberty earlier
http://www.mnn.com/health/fitness-well-being/stories/the-real-reason-girls-are-reaching-puberty-earlier