産休後に復職したワーキングマザーの実態。75%の女性キャリアアップは絶望的と感じている

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結婚・妊娠・出産を経て育児をこなしながら、仕事を続けるワーキングマザー。子育てに励みながら、これまで積み重ねてきたキャリアをリセットすることなく復職することは果たして可能なのでしょうか。産休や育休のシステムが各企業において確立し始めているとはいえ、育児とキャリアアップの両立はやはり簡単にはいかないようです。

1,029人に実施されたインターネット調査によると、実に75%もの女性が出産前に比べ復職後のキャリアアップを困難に感じていることがわかりました。復職後だけでなく妊娠中も協力的とは言えない上司や雇用主が多く、出産を経験した大半の女性たちは定時に仕事を終え子供を迎えに行くことに罪悪感を抱かずにはいられない状況におかれているのです。

法的側面からも、きちんとした制度が確立されない限り、ワーキングマザーの権利は守られないと回答している女性も多く、いまなお女性は出産かキャリアのどちらかを選ぶしかない状況にあるといっても過言ではありません。

ワーキングマザーには新たな制度の確立、企業のシステム、上司や同僚の協力が不可欠。子供を産んでも女性たちが生き生きと活躍できるようになるまでには、もう少し時間がかかりそうです。

参考: Working women ‘feel shoved aside’ after starting family, survey reveals
http://www.cipd.co.uk/pm/peoplemanagement/b/weblog/archive/2013/11/26/working-women-feel-shoved-aside-after-starting-family-survey-reveals.aspx