韓国仁川地方警察庁のサイバー犯罪捜査隊は24日、日本のわいせつ漫画をインターネット上に掲載したとして、児童青少年性保護法違反などの容疑で19歳のブロガーや翻訳者など37人を摘発した。複数の韓国メディアが報じた。

 警察は、ネットに掲載されたわいせつ漫画をファイル共有ソフトのトレント(Torrent)を通してダウンロードした大学生ら23人も摘発した。

 報道によると、ブロガーは2011年6月から今年4月にかけ、日本にサーバーを置くわいせつ漫画専用のブログを開設。ネット上で日本語に堪能な翻訳者を募集して日本のわいせつ漫画を韓国語に翻訳してもらい、ブログに掲載した。翻訳者の中には、ソウルの有名大学に通う学生も6人含まれていた。

 警察は、ブロガーが掲載していたわいせつ漫画は1500編に上り、幼い男児が登場するなど多くが変態的な内容だったことを明らかにした。

 警察の調べに対し、ブロガーは「中学高校時代に女子学生からもてず、『すべての女性が私を嫌っている』という劣等感を持っていた」とし、代理満足のためにわいせつブログを運用したと説明した。

 警察は、問題のブログから漫画をダウンロードした人はさらに40−50人いるとみて、捜査を拡大する方針という。(編集担当:新川悠)