【横浜FC】サポーターと一触即発/J2

<J2:横浜FC1−2長崎>◇第9節◇17日◇ニッパ球

 横浜FCのサポーターが激怒した。リーグ新規参入の長崎に痛恨の逆転負け。試合後、選手が応援席に向かうと、FW田原豊(30)が一部サポーターと言い合いになり、互いに詰め寄って一触即発の事態となった。サポーターは試合後も居残ってクラブ関係者と話し合いを続け、チームバスには罵声が浴びせられた。

 チームは今季いまだ2勝にとどまっている。試合後の会見で、山口素弘監督(44)は「こうなるとピッチ外の雑音が出てくるけど、選手にはピッチ内のことに集中しようと話しました」と語った。

この件に関して、ツイッター上でホンダロックSCサポーターの「ロック総統」が噛みついた。



さらに「サポーターは集客に責任があるのか?」と絡んでくるものまで現れ、一時ボヤ騒ぎになった。

真正面から捉えてはいけない。ロック総統の発言については、そもそも考え方の根底に「笑い」の要素が含まれているわけで、字ヅラだけ追って揚げ足をとっても意味をなさない。行間や前後のツイートをよく汲み取った上で、ロック総統の「サッカー哲学」を理解していれば特に問題のないこと。一見、語気荒いつぶやきも、その前後にはユーモアと愛がにじみ出てる。

横浜FCの乱闘騒ぎに関しては、個人的には以下のように思う。

一部サポーターの、エネルギーを向ける矛先がズレまくっている。立ち位置がおかしい。一般常識、一般社会から隔絶した特殊なことをやっていると恥じるべき。外からみたら、ちっとも楽しそうじゃない。人を引き寄せる魅力ゼロ。ポジティブに盛り上がってこそ、人を惹きつけられるのに。そもそも、選手がどんなプレーをしようともリスペクトの念を欠いてはいけない。「そんなに文句言うなら、自分がやってみろよ」と言われたら、何も返せない。



負けたストレスすらコントロールできない稚拙さを露呈・・・



こんな騒ぎが起こる度に、客足が遠のく。信用を勝ち得るのは一長一短にはいかないけれど、失墜させるのはあっという間だし、回復させるのはどれだけ大変か。Jリーグのイメージを傷つけ、損ねた一部サポーターの責任は重い。



「どこどこサポ」と名乗る以上、自分の行動には最低限責任持ちましょうよ。クラブチームの看板しょってんだから、自信と誇りを胸に。