欧州時間のドル/円は小動き。前週末の米雇用統計の好結果などからドルの下値は堅いものの、目先の手掛かり材料難から上伸力にも乏しく、96円台前半でもみ合いが続いた。

 一方、ユーロ/ドルは上値が重い。欧州勢の参入に伴い、ユーロ買い・ドル売りが入ると、1.3020ドル台までやや上値を切り上げた。しかし、前週末のイタリア格下げを嫌気して同国の国債利回りが上昇したことなどが重石となり、1.2990ドル台へと失速。

 その他、全般的にポンド売りが強まる中、ポンド/ドルは前週末安値(1.4884ドル)を下抜け1.4860ドル台まで下落。また、ポンド/円は142.80円台とそれぞれ本日安値を更新した。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)