森永理科、初主演舞台「聖ミカエラ学園漂流記」で宝塚志願の女子高生・美村亜維子役に決定

2013年1月15日 16時26分

声優としては「みなみけ」（マコト役）「ローゼンメイデン」（蒼星石役）等の作品に出演、また、ロックバンド「functioncode」のボーカルとしても活動する等、様々な顔を持つアーティスト、森永理科が、劇団「月蝕歌劇団」の代表作「聖ミカエラ学園漂流記」で初の舞台主演を務めることが決まった。

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同作品は1982年に作者の高取英演出により初演、好評を博し、その後、藤原カムイによるコミカライズ、ライトノベル化、アニメ化、V シネマ化と数々のジャンルでメディアミックスが展開された。
今回、森永理科を主人公に起用し、実に１４年ぶりと言う満を持しての再演となる本作、脚本・演出は月蝕歌劇団主宰の高取英、そして音楽は、かつて寺山修司の天上桟敷で音楽を務め、現在は演劇実験室◎万有引力の主宰J・A・シーザーによって上演される。
時代を数十年先取りしていたと評価の高いシナリオ、幻想的で個性的な登場人物と展開の速さ、更にそこに加わるシーザー節全開の音楽で、これまでに多くのファンを獲得してきた作品の再演と言う事で、注目の舞台である。

「聖ミカエラ学園漂流記」は主人公・美村亜維子が宝塚を目指すミッション系の学校、聖ミカエラ学園に転校生として入学する所から始まる。森永理科演じる美村亜維子は少女であり少年であるという中性的な役どころで、大人たちの手によって羽根をもがれてしまった天使、ハンス・ハイルナーでもある。彼（彼女？）の怒りと悲しみは時空を超えて聖ミカエラ学園で爆発する。作品はちょっぴりコメディ要素もあるが、シリアスで感動的なシーンの詰まった、幅広い年齢層、性別が楽しめる内容となっている。

少年役に定評のある森永は観るものを魅了する事はまちがいないだろう。