北朝鮮代表の鄭大世、Kリーグ水原三星に完全移籍

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「人民のルーニー」と呼ばれている北朝鮮代表のFW鄭大世(チョン・テセ、ケルン)が、来年から韓国のチームでプレーすることになった。

韓国のサッカー専門メディア「スポーツコリア」は20日、鄭大世の韓国移籍について報道。記事によると、鄭大世の関係者は、「韓国に入国するために臨時パスポートを申請した」「パスポートが発給されれば、2012年1月中旬にも韓国に向かう」と話し、うわさされていた韓国行きが現実であることを明かした。

交渉では、移籍先の韓国Kリーグ・水原三星と、ケルン側が要求する移籍金やオプション内容と条件が合わず難航し、同時にほかのKリーグも鄭大世にラブコールを送るなどしたことから混戦を深めた。だが、最終的には水原への移籍で話しがまとまり、関係者も「交渉で良い結果が出た。複数年契約で完全移籍し、水原のユニフォームを着る」と話した。現在は移籍金30万ドル、3年契約、年俸50万ドルで最終合意を目指している。

鄭大世はドイツでの生活を整理し、韓国代表チャ・ドゥリ(デュッセルドルフ)など親しい友人らとの送別会も行ったという。21日には日本へ向かい、韓国に入国するまでの間は日本で過ごすとみられる。

参照:スポーツコリア
参照:マイデイリー

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