3度目の挑戦…「羅老号」打ち上げカウントダウン、韓国人8割「失敗しても開発続けて!」

写真拡大

韓国初の人工衛星ロケット「羅老(ナロ)号(KSLV-1)」の打ち上げ準備が着々と進んでいる。今回の羅老号の打ち上げは3度目。2度の失敗を糧に打ち上げ成功となるのか、韓国国民の期待は非常に高まっている。

韓国航空宇宙研究院は24日午前8時21分、発射体総合組み立て棟にあった羅老号を移送装置に載せ、午前9時38分に発射台への移送作業を完了した。午前11時から、羅老号と発射台をケーブルマストにつなぐ作業を始める。ケーブルマストは、ロケット本体と発射台システム間の電気やガス系統をつなぐための装置で、ロケットが打ち上げられると自動で分離する。

打ち上げは予定通り、26日午後3時半〜7時に行われるという。

羅老号は、韓国とロシアのクルニチェフ社とが共同開発を行った。当初結んだ契約により今回が最後の打ち上げとなるため、韓国国民は高い関心を向けている。韓国の聯合ニュースによると、韓国人の8割が、初の国産ロケット羅老号の3度目の打ち上げが失敗したとしても、ロケットの開発事業は続けるべきだと考えているという。韓国の成人男女1000人を対象に実施したアンケートの結果だ。回答した人のうち、76%は「羅老号の開発を通じて韓国の宇宙開発レベルが発展する」と答え、宇宙開発に肯定的な考えを示した。

インターネット上には、「羅老号の3度目の打ち上げで、韓国の技術は発展したと思う。なんだか気分が良いし、ぜひ成功の知らせを聞きたい」「失敗しても宇宙開発は継続するべきだ」「必ず成功させて、国の地位を上げて欲しい」などと期待する声が集まった。

参照:忠清トゥデイ
参照:韓国政策放送

■【韓フルタイム】とは……
【韓フルタイム】とは韓国に特化した情報を提供する媒体です。
韓国に詳しい専門の日本人記者が取材、執筆を行っております。