この数年の推移を見れば、避けられないことだっただろう。だが、今やオフィシャルなこととなった。『ガゼッタ』が報じたように、2011-12シーズンのセリエAにおける出場時間数で、外国人選手がイタリア人選手を上回ったのだ。イタリアサッカー選手協会の分析結果で、外国人選手の出場時間数は全体の52%であることが分かった。

傾向は明らかだ。イタリアサッカーはますます異なる言語を話すようになっている。昨季のセリエAにおける外国人選手は362名、47,82%だ。前年は43,71%、2009-10シーズンは40,11%、2008-09シーズンは37,94%であり、継続的に増えている。唯一、若干ながら割合が減ったのは、2007-08シーズンの38,72%から08-09シーズンにかけてだ。

全体の外国人選手の登録数は、1995-96シーズンが66名。翌年(95年のボスマン判決以降)が119名で、そこから157名、229名、249名と毎年増え続け、昨季は1195名まで膨れ上がった。セリエAが362名、セリエBが173名、プリマ・ディヴィジオーネ(3部)が102名、セコンダ・ディヴィジオーネ(4部)が43名だ。

昨季のセリエAで最も「イタリアのチーム」だったのは、外国人選手が25%だったシエナ。アタランタ(34,29%)、ユヴェントス(38%)が続く。一方で最も外国人選手が多かったのは、65,71%のウディネーゼ。ラツィオ(63,16%)、パレルモ(58,54%)、ジェノア(55,26%)と続く。

2011年9月30日の『ガゼッタ』は、事前にこの傾向を報じていた。リーグ4試合が終わった段階で、出場した外国人選手は192名(51,5%)と、181名のイタリア人を上回っていたのだ。10試合が終わった時点でもこの傾向は続いていた。