バイエルンのMFトーマス・ミュラーは、クラブで幸せだとコメントしながらも、移籍の可能性を否定しなかった。一方で、代理人は噂されるインテルへの移籍について否定した。

 22歳のミュラーは、バイエルンの生え抜き選手。2008年にデビューして以来、リーグ戦で100試合以上に出場し、その実力を証明している。

 しかし、2011-12シーズンは激しいレギュラー争いにより出場機会が制限されたのも事実。特にミュラーにとって、ビッグゲームでの出場機会が十分ではなかったことが不満になっているようだ。同選手はドイツ紙『ビルト』で、バイエルンで幸せだと語る一方、もしファーストチームでのプレーが制限され続ければ、去就について考慮することを認めた。

「オファーについては代理人に任せてある。僕はユーロ2012が終わるまで去就について考えたくない。この大会に集中しているんだ」

「バイエルンはいつだって僕のクラブだ。今すぐ移籍について考えているわけではない。ただ、シーズンの最も大きな試合のいくつかで試合できなければ幸せじゃない。ずっとバイエルンに留まるか?それは死ぬ前にならないと言えないね」

 ミュラーについては、インテルが獲得に向け動いているとされている。しかし、ミュラーの代理人はインテルとの接触について否定した。

「現時点で、インテルからオファーを受け取ってはいない。興味はあるか?答えないほうが良いだろう。とにかく、これから見てみよう。繰り返すが、インテルと接触したことはない」