14日のチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦セカンドレグで、ホームにCSKAモスクワを迎えるレアル・マドリー。敵地で1−1と引き分けたジョゼ・モウリーニョ監督は、レアル有利の下馬評を信じていない。

「私はここに来てからCLを19試合戦った。負けたのは一度だけだ。君らも知っている試合(昨季の準決勝、バルセロナとのファーストレグ)だね。だが、ロシア勢は文化的に強く、危険なんだ。そして、1−1という結果はまだどうなるかまったく分からないものなんだよ。我々は良い試合をしなければいけない。非常に真剣に戦い、奇跡ではなく、サプライズが起きないようにするためにね。CSKAがラウンドを突破したとしても、それは奇跡ではない」

「私の未来はこの試合とは関係ない。負けたからといって追い出されない限りね。そして、CLを制覇したとしても、私の未来はそれとは関係ない」

13日の試合でインテルはCLから敗退したが、モウリーニョ監督は試合前に古巣へエールを送っていた。

「(ディディエ・)デシャンやジズー(ジネディーヌ・ジダン)には申し訳ないが、私は私のチームといる。インテルがマルセイユより優れていることに疑いは持っていない。より多くのクオリティーと経験があり、突破できるはずだ。でも、(ファーストレグでの)0−1という結果は難しい。マルセイユがいつゴールを決めるかもしれないし、そうなれば試合はまったく変わるだろう。オープンな一戦だ」

「ナポリ? 彼らも突破できるはずだ。残念ながら、我々も試合をするから観戦できないけどね。チェルシーは難しい結果をひっくり返さなければならない。彼らはホームで強く、FAカップにリーグ戦とここ2試合で勝っている。自信を取り戻しているところだ。ビッグマッチへの準備ができていると思う。ただ、私はナポリの攻撃がすごく好きなんだ。スタンフォード・ブリッジでもゴールを奪えるチームであることは間違いない」