「チームは怒っていないし、恐れてもいない。だが、驚いてはいる」。インテルのマッシモ・モラッティ会長は28日、現在のチームの精神状態をこのように表した。現在の危機について、選手たちも説明できない状態であること明かしている。

「今の我々が絶対にしなければいけないのは、リスタートして勝ち点を手にすることだ。理由はいろいろで、一つではない。ラニエリの今後はカターニア戦次第? すべての試合でそうやって言われているが、違うよ。信頼すると言うときは、信頼するんだ。もちろん、うまくやってほしいとは願っている。個人の責任? いや、個人ではない。改革が止まってしまったんだ」

「ラニエリはとても意欲的だと思ったよ。やれると確信しているよ。今のインテルはスクデットにふさわしいチームではないかもしれない。だが、これだけの敗北を喫するようなチームでもないんだ」

モラッティ会長は前日、ラニエリ監督と話し合う必要があると話していた。そして28日、同会長はラニエリ監督と話し合って、満足したようだ。モラッティ会長は報道陣に対し、自らのオフィスの前で、「ああ。ラニエリと話した。落ち着いてね。明確にし合ったかって? イエスだ」ともコメントしている。