スカヨハ、アメリカとアフリカの問題点を指摘 写真:Splash/アフロ

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映画界の若きスターとして名をはせるスカーレット・ヨハンソンだが、ハリウッドとは無縁の世界でも重要な任務を果たしている。

母国アメリカそして海外でも、政治的かつ慈善活動を積極的に行なっているスカーレット。国内では2008年の大統領選でバラク・オバマ大統領(当時は候補)を支持し、海外では2004年からオックスファム(貧困や不正をなくすことを目的とし、長期の支援活動を行なっている団体)の親善大使を務めている。

彼女は最近の『Interview』とのインタビューで、次のように語った。

「アメリカにも(OWS=ウォール街の占拠活動などで)必死に戦っている人たちがいる。家族を守ることができず、自分たちの環境を良くするためや教育を受ける機会が得られないからよ。彼らは、私がオックスファムでの活動を通してケニアで出会った農夫や労働者階級の人たちとそう違っていないわ」

スカーレットは今年、干ばつや飢餓に対する人々の認識を喚起するべく、東アフリカを訪れている。

「アメリカにいようが、アフリカにいようが、誰だって仕事を必要としているの。何かの目的が欲しいのよ。自分たちや家族を養いたいと思っているの。誰かからの施しを求めているんじゃない。自分たちが選んだ政府のもと、自分たちの足でしっかりと立っていたいのよ。今はその機会がないだけ。だけど自分のことは自分でやり、持続可能なライフスタイルを常に求めているの」

今も反ウォール街デモが続くアメリカ。今回のデモ、そしてアフリカの問題を取り上げるスカーレットからは、問題を見て見ぬふりをするのではなく、あえて声をあげていくことの大切さが感じられる。

東アフリカを訪れたスカーレット