長友のインテル、ローマ戦で敗れればガスペリーニ監督解任も?

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 17日に行われるセリエA第3節のインテル対ローマは、両指揮官の去就問題に発展する可能性を秘めた試合になりそうだ。

 王者奪還を目指して新シーズンに臨んだジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督率いるインテルだったが、開幕戦ではパレルモに敗北。開幕前から不安視されていた3−4−3システムが機能せず、内容的にも乏しいものとなった。しかもチャンピオンズリーグでは格下のトラブゾンスポルにまさかの敗戦。4バックに戻して内容的には好転したものの、結果を残せなかったことでガスペリーニに対する風当たりはさらに強まった。

 このため、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』をはじめとする複数のイタリア紙は、ローマ戦で結果を残せなかった場合、インテルがシーズン早々に決断を下すかもしれないと報じている。現在、レギュラーとしてプレーしている日本代表DFの長友佑都も、序盤戦での監督交代という緊急事態に直面する可能性があるようだ。

 また、ローマのルイス・エンリケ監督も厳しい立場に立たされている。ローマはヨーロッパリーグの予選プレーオフで格下のスロバン・ブラチスラバに敗戦。本大会出場を勝ち取れず、セリエA開幕戦でもカリアリに敗れた。しかもチームの大黒柱であるフランチェスコ・トッティとエンリケが対立関係にあるとの噂が絶えず、エンリケがチームを去ることが時間の問題だと主張するメディアも。

 シーズン開幕して間もない第3節だが、結果によっては大きな動きが出てくるかもしれない。

[写真]=FOTO SINO

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