アルゼンチンが日本にコパ・アメリカ出場を要請「日本の出場に夢と情熱を持っている」

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 コパ・アメリカの組織委員を務めるアルゼンチンサッカー協会のホセ・ルイス・メイスネル議長は、日本サッカー協会の小倉純二会長と会談し、同大会への出場を再考するよう求めた。アルゼンチンサッカー協会の公式HPで明かしている。

 小倉会長は南米サッカー協会に対し、コパ・アメリカへの出場を辞退する趣旨を伝える手紙を送っていた。しかし、ルイスネル氏は日本代表の出場を熱望。小倉会長に対して出場について再考するよう求め、4月15日まで日本サッカー協会の最終的な回答を待つとの姿勢を示している。

 アルゼンチンサッカー協会に掲載されたコメントは以下のとおり。

アルゼンチンサッカー協会
「小倉会長に対し、日本にコパ・アメリカに出場して欲しいと話した」

「我々は日本サッカー協会に4月15日までに返答が欲しいと話した。つまり、期限を10日後に設定した。我々は(7月の)コパ・アメリカに日本代表が出場しているという、夢と情熱を持って願っています」

フリオ・グロンドーナ会長
「今回のような困難な状況の中、アルゼンチンを始め、南米の国々は親愛なる日本の方々に気持ちを示したい」

 なお、スペイン紙やフランス誌『レキップ』は南米サッカー協会がスペインサッカー協会に対して、コパ・アメリカへの出場を要請したと報じている。このため、日本代表が出場を辞退した場合にはスペインが出場する可能性があるようだ。

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