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人気英スパイ『ジェームズ・ボンド』シリーズの第23作目は、映画スタジオMGMの財政問題が浮上したことから製作が無期限保留となっていた。しかし、シリーズのプロデューサーであるマイケル・G・ウィルソン(Michael G. Wilson)とバーバラ・ブロッコリ(Barbara Broccoli)が11日、製作が年内に動き出すことを明らかにした。

 最新作は2012年11月9日に公開される予定で、サム・メンデス(Sam Mendes)監督がメガホンを取る。メンデス監督は『アメリカン・ビューティー』や『ロード・トゥ・パーディション 』、『ジャーヘッド』などの作品でも知られる。

 前作の『007/慰めの報酬』は2008年に公開されているが、新作の製作まで長い空白ができてしまったことから、主演のダニエル・クレイグ(Daniel Craig, 42)が降板するのではないかと危ぶまれていた。実現すれば、クレイグにとって2006年の『007/カジノ・ロワイヤル』と『007/慰めの報酬』に続き、ジェームズ・ボンドを三たび演じることになる。

 クレイグは口達者な前任者ピアース・ブロスナン(Pierce Brosnan)から007役を引き継ぎ、長い伝統を誇るスパイに硬派な風格を吹き込んでいる。昨年、クレイグは新作が動き出すことに「全面的な自信」があると語っていた。

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