韓国の聯合通信によると、韓国の有名大学に留学中で、天才と呼ばれていた中国人大学生が強姦の容疑で有罪となり、懲役1年6カ月、執行猶予2年を言い渡された。

 中国人男性は、競争の激しさで知られる大学に留学しており、天才と称されていたが、2009年12月、男性は同じ中国から留学していた女性のコーヒーに睡眠薬を入れ、レイプに及んだという。男性は裁判で容疑を否認していたものの、有罪が確定した。

 裁判官は、「取り調べ当初、男性は女性のコーヒーに睡眠薬を入れたことを認めたが、裁判が始まると『風邪薬を飲ませた』、『ビタミン剤を飲ませた』などと供述をくつがえし続けた。男性の供述には一貫性がなく、信ぴょう性もない」と主張する一方、被害者女性の供述は具体的で一貫性があったと述べた。

 続けて裁判官は、被害者女性がいまだに男性から受けた肉体的・精神的ダメージから回復していないことを考慮し、男性は厳罰に処されなければならないと主張、懲役1年6カ月、執行猶予2年を言い渡した。(編集担当:畠山栄)



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