ロシアのメディアは27日、今週中にCSKAモスクワMFミロシュ・クラシッチのユヴェントス移籍が実現すると報じた。だが、1シーズンでEU圏外選手を一人しか登録できない規則を見越して、同選手のユーヴェ移籍は、しばらく前から交渉がストップしている。

ユヴェントスのベッペ・マロッタGM(ゼネラルマネジャー)は、最後までヴォルフスブルクFWエディン・ゼコの獲得を目指すとしており、同選手が加入するとなれば、それでEU圏外枠は埋まることとなる。しかし、ヴォルフスブルクは抵抗を続けており、同選手に対する高い評価額から、ユヴェントス首脳陣が再びクラシッチへと動き出すのではないかと見られている。

しかし、クラシッチの代理人であるボロザン氏によると、まだ連絡は届いていないようだ。イタリア『Calciomercato.It』に対し、ボロザン代理人は次のように話している。

「私は何も知らない。ニュースがあったのなら、我々に知らせるための連絡があったはずだ。今、ユヴェントスはダブリンへ向かっている(ヨーロッパリーグ予選のため)。彼らが再びCSKAと話したのかどうか、私は知らないよ。そういうサインも受け取っていない」

一方で、ボロザン代理人は「トルコからのオファーは断った? そうだと思う」と、フェネルバフチェ移籍の可能性は否定。去就決断までの時間については、「あまり長くは待てないと思う」と続けている。